「うちの新人は知識が足りないとわかっているはずなのに、
一向に勉強する気配がない」
「オススメの本を言っても決して読むことはない」
「感想文を書いてこいまで言わないと本を読まない」
などなど、「新人の勉強」に関するお悩みを伺うことはよくあります。
では、どうしたら、彼らは主体的に勉強をするようになるのでしょうか?
答えはふたつです。
ひとつには、心を作ること。
もうひとつには、着実に小さい階段を登らせることです。
1つ目の心を作るということについては、
「なぜ、今、学ぶ必要があるか?」
「学ばないことで、今後どんな人生が待ち受けているか」
「その結果、誰を悲しませるか」
などについて、問いかけ、自ら気づかせることです。
”やらされ感”をなくすためにはこの工程が非常に重要になります。
2つ目の小さい階段を登らせるということですが、
例えば、いきなり1章分を読み切ることを求めず、
最初は1ページから、
それが毎日できるようになったら5ページなどの段階を踏ませたり、
まずはその方が読むべき本からではなくても、
好きなテーマの本から読ませたり、
色々な階段の作り方があると思います。
そして、その階段を登ったときに、しっかり褒めて、
景色が変わったことに少しずつ気づかせていくというわけです。
大変手間がかかる工程にはなりますが、
このような流れで育まれた人材は、自走スピードを
どんどん加速させていくことができます。
最初は、「そこまでやらなきゃダメですか・・・?」
とお思いになることもあるかもしれませんが^^;、
効果絶大なので、是非一度、お試しになってみてください♪
人事コンサルタント
金森秀晃