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気づきを与え・与えられる人であれ

気づきを与え・与えられる人であれ

職場で自分と異なる解釈の仕方をする部下がいると
「何となくやりづらい」
「どのように育てればいいのか分からない」
と感じ、悩むリーダーの方は少なくありません。

一方で解釈が異なるからこそ、
「あ、そんな見方もあるんだ!」
「そう考えればいいのか!」
というように他者の考え方から新たな気付きを得て、よりよい発想ができたり、前向きになれたという経験はありませんか?

考える,相手,青竹

Aさんは一昔前、企業の会社案内を制作し、顧客に送付するときにで大きな失敗をし、新たな発見をしたと言います。
注意深いAさんは基本的に失敗はほとんどしない方でした。
しかしあるとき、何千通もの会社案内送付の手配をしたあとに、確認用の会社案内パンフレットを改めて見たところ、最も大事な情報である電話番号を間違えていたことに気付きました。

このミスはさながら“誤った日時を書いた招待状を郵送してしまった”ようなもの。
焦ったAさんは青ざめた顔で上司に報告を行いました。

絶対に会社の信用問題が、とか怒られるに違いないと思っていたAさんに、上司は
「また認知してもらえる機会が増えたと思えばいいじゃない」
と言ったそうです。

失敗を気にして小さくなっていたAさんは、その瞬間「そっか、そういう考え方もあるんだ」と肩の力が抜けたそうです。
もちろん失敗への反省は必要ですが、上司のこの一言で、失敗ですら見方によってはチャンスと捉えることができ、そう考えた方が前向きに仕事に取り組める、
ということが腹に落ちたのでした。

助け合う,敬意,ライバル

このように“自分と異なる視点や視座に気付く”体験は、視野を広げるとともに、成長につながるケースも多いように思います。
これは、特に自分と異なる解釈の仕方をする人が相手だと、気付きのインパクトは大きくなります。

似たような解釈の仕方の人は話していて詳細に触れなくともあ・うんの呼吸で通じ合い、居心地がよいことは確かです。
しかし、異なる解釈をするの人との交流にこそ、己の視野を広げ、成長するチャンスは眠っています。

これは上司として部下を率いる際にも有効な考え方のひとつです。
しかし、無理に「部下に良いことを言おう」などと気負うことはなく、
相手が持っていない視点を与えることに意味があるのだと思います。

逆に上司も、部下の“当たり前”から学ぶことがあります。
「なんとなくやりづらい」
そう思うメンバーから新しい視座を獲得して、学ぶ機会と捉えること。
この自分を成長させ続けようとする姿勢は、
部下に対して気づきを与えられる人の土壌になるように思います。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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