スパルタ教育=厳しいトレーニング、教育という
言葉としても成立するほど、スパルタは、
有名な逸話をもった国であるわけですが・・・
果たして、スパルタの教育についてどれほど知っているかといえば、
正直案外知らないという方のほうが多いのではないでしょうか。
そんなわけで、最強の軍として名高かったスパルタの
オドロキの教育システム!?についてポイントで共有してみたいと思います。
1)追い込まれた環境と選民意識
当時、スパルタには一般市民が2万人ほどに対し、
その10倍程の数の奴隷がいたと言われています。
数にして10倍以上の奴隷に反旗を翻されたら、
ひとたまりもない!と思うのが普通の思考ですが・・・
そこはぶっとんだスパルタ市民!!
「市民一人ひとりが、奴隷の10人分に当たる力をつければいい。」
ということで(笑)
「強くならないと特権階級守れない」という環境をつくりだし
それに守るためには厳しい訓練に耐えるしかないと信じ込ませたわけですね。
※そして、外界からそんなことしなくても・・・という情報が
入らないように鎖国状態にしていたということもあります。
恐ろしいシステムですが、実に理に叶っています。
2)情報の共有
スパルタでは、7歳までは親元で暮らし、
その後は20歳くらいまで血の滲むようなトレーニングをし続ける
仕組みになっています(その間に様々な試練があるそうです)。
すべての市民が兄弟同然のような関係性ということになりますので
「一隊が一生命体のようだ」と敵軍にいわしめるほどの
意思疎通、情報共有が行われていたことは想像に固くありません。
現在とは、環境も常識も違うので、
もちろんすべてを真似するわけにはいきませんが、
「強い組織のエッセンス」としては共通しているところもあるのかもしれませんね。
やはり「困ったら歴史に学ぶ」!
言葉として残るほどのものには、
必ず「理由(エッセンス)」が隠されている、
そう思わせていただいた、スパルタエピソードでした!
人事コンサルタント
金森秀晃