デンマーク出身のフラワーアーティスト、
ニコライ・バーグマン氏をご存知の方は多いと思います。
大宰府天満宮で展覧会を行うなど、活躍の場を広げてらっしゃいますね。
同氏の名が一躍世間に広がったきっかけは
フラワーボックス と呼ばれる商品です。
箱のふたを開けると、一面が花畑のように様々な花がちりばめられています。
このフラワーボックスは、
ともすると”無茶ぶり”とも思えるような、
クライアントの要望から生まれたものなのだそうです。
その要望とは、
・花束を600束つくってほしい
・置き場所が狭いから、重ねておいておきたい
というものでした。
600という数を準備するのはともかく、重ねて置いたら重さで花が痛んでしまうことは素人でも容易に想像がつきますよね。
今までにあったような花束では要望に応えることができない・・・
重ねて限られたスペースに収めるにはどうしたらいいだろうか
ということで箱に花を生けることを思いついたのだそう、
花の美しさを損なわずかつ重ねられる、という機能性も相まって、メディアでも頻繁に取り上げられました。
私達もクライアントや上司から
「ちょっと無茶ぶりかも」と感じることもあるかもしれません。
しかし、私達には「こうやったらどうなるだろうか」という妄想力があります。
これは、無茶だと思ったことに出くわしたときほど、
新しく生み出す力の根源となるのだそうです。
無茶ぶりは、現時点の自分では未経験の事だからそう感じるもの。
これを新しいものを生み出すきっかけをもらったと捉えることができたら、
無茶ぶりもありがたいものになりそうですね(^^)
人事コンサルタント
金森 秀晃