したい人、10000人。 始める人、100人。 続ける人、1人。
一昔前、SNS上で流行った言葉です。
もしかしたら、ご存知の方も多いかもしれませんね。
世の中に勉強をしている方は多いですが、勉強した内容を実行してしまう人は確かに多いとはあまり言えないかもしれません。
(勉強することは悪いことではないですし、そしていろいろな事情もあるので「実行しない」という選択肢もアリだと思います。)
むしろ、普通の人は「実行しない(できない)」のだとしたら、
それを前提に考えたほうが、人間関係が円滑に進むことがあるように思います。
対して、興味深いのはごく一握りの「とにかく始めてしまう人」の頭の中です。
普通の人は実行しないのに、彼らはなぜ実行するのでしょうか?
今日は、定期的にコンサルティングをさせていただいている、
”実際に行動している1人”と言える、経営者の方々から感じるエッセンスをザックリ3つにまとめてみました。
①知識でなく、経験重視である
普通の人は「知識」によって物事をうまく運ぼうとするので、知識が身につくまで実行できないと思い込みがちです。
一方、実行する人は知識よりも経験を積むことによって知恵をつけ物事を成し遂げようとします。
②局所的ではなく、大局的に考える
普通の人は今の自分にとって「面倒なこと」「つらいこと」なのかを考えてしまい、実行を躊躇してしまいます。
実行する人は、局所的な面倒や辛さよりも、大局的に自分の人生にとって必要かどうかと考え、実行します。
③リスクは回避するものではなく、計量してコントロールするものである
普通の人は、リスクを回避したがり、またどうすればリスクがなくせるかを考えます。
実行する人は何事もリスクがゼロになることはないのを織り込み済で考えます。
どの程度のリスクなのかを計量し、その程度を見積もり、それをコントロールしようとします。
いかがでしょうか?
いま何かに躊躇されている方は、一歩踏み出すための材料に。
すでに踏み出されている方は、さらに前進するための材料に。
ご自身の人生を彩るために活用いただけたら幸いです。
人事コンサルタント
金森 秀晃