コーチングなどで様々な方のお話を伺っていると、
「相手の立場に立って考えるのが難しいです。」
と仰る方が増えてきたように思います。
こうおっしゃる方ほど、繊細であるがゆえに相手の反応に振り回され、フラットに捉えることができなくなってしまいます。
相手の視点で考えようとした時、好き嫌いの感情は物凄く邪魔をします。
フラットな目で見ることが重要です。
例えば、いつも批判的でマウントを取ってくる苦手な人がいたとします。
この時に「感じ悪いな・・・」というように嫌な感情に支配されていると相手の視点では全く考えられないので、
「どうしてマウントを取りたいんだろう?」
「何がキッカケでこの人はマウントを取るようになったのだろう?」
など相手への理解を深める質問を自分に投げかけてみましょう。
生まれつきマウントを取る赤ちゃんなんて存在しないですから、目の前の人はそうならざるを得ない人生を歩んできているのだと思います。
もしかすると、そうしないと自分の居場所を確立できないような
劣等感を植えつけられるような体験がこれまでの人生にたくさんあったのかもしれません。
そうして、今この瞬間の相手だけでなく、背景まで考えることができたら、[ただ感情的に嫌い!]という段階は抜けられるはずです。
嫌だなと思うとつい相手の言動だけにフォーカスしてしまいがちですが、
自分を客観的な視点を持たせるため、自分への問いかけをぜひ活用してみてください(^^)
人事コンサルタント
金森 秀晃