その場にいる多くの人間から拍手喝采をいただけるスピーチとは、 一体、どのようなものなのでしょうか??
・美しい詩のような言葉?
・アナウンサーのように流暢なスピーチ?
・とにかく思いを伝える、熱血トーク?
実は、どれも違います。
これらは、スピーチをした本人はおそらく大満足なのですが、
聴衆は実は
「あぁなんかうまかったなぁ」 「上手なスピーチでしたね」
というくらいで、心を揺さぶられた感覚は持ちにくいのが実情です。
では、どういったプレゼンが人の心を揺さぶるのでしょうか?
ポイントは、この2つ。
①自分の声、言葉をもつこと
②聴き手への配慮と準備が感じられること
①は、うまく話そうとしないこと、 「What」よりも「Why」を重視すること で磨かれていきます。
何を伝えたいかよりも、なぜそれを伝えたいか、が人の心を揺さぶります。
②は思いももちろんですが、ここは技術が9割、
方程式と聴き手の属性に合わせたカスタマイズがポイントです。
例えばアメリカの場合(日本でもそうですが、アメリカは特に)
その場にいる全員への謝辞、また、特に謝辞を送るべき方には明確に名前も述べると主にその理由も、
また、最後にはプライベートにおける感謝も伝えることが期待されます。
取り分けプライベートな謝意はその人間の人間性を垣間見させ好感がもたれると言われています。
他にも様々なプレゼンの方程式はありますが、例えばこの事実を知っている人と知らない人とでは
完全に聴衆の満足度は変わってくる気はしませんか??
そう考えると、どんなに人前で話すことが苦手な人であっても、
技術と練習さえあれば、聴衆の心に響くスピーチができるようになるということかと思います。
この事実、プレゼンに限らず、色々なところでそれが言えるのではないでしょうか。
自分が「苦手だな」と思うところにこそ、「技術」があるのではないかと考え、
その「勝利の方程式」を見つけに行こうという姿勢をもつと、
すべての物事が後々うまくいくようになるかもしれません(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃