毎日のように顔を合わせる上司。
どんなに出来る上司だったとしても、
やはり「もう少しこうしてくれたらいいのに・・・」
というのが出てくるのは、ごく自然なことだと思います。
よく伺うのは、
上司の指示の意図がよくつかめない、というものです。
具体的には
「この資料、直しておいて」
とだけ言われて、なぜ直す理由や目的、
どの部分のことをさしているかが
スポッと抜けてしまっているのだそうです。
こういうお悩みが出る、というのは、
上司が優秀な方であるからこそになります。
本人としても、悪気があるわけではなく
頭の中でパパッと考え付いた修正プロセスを
言葉にすると、結論だけ(さっきの例ですと、「この資料、直しておいて」)
になってしまう、という感じです。
本来でしたらブラックボックスとなっている
部分を、上司が自覚して教えてくれるのが理想的ですし
役割とも言えるのですが、
自分ではそれが当たり前になってるため、
このような状態になってしまいます。
では、部下である方はどうしたらいいのかというと、
”パパッと”考えた部分の中身解明をするように確認を取ってしまいましょう!
先ほどの例であれば、
上司:「この資料、直しておいて」
部下:「●ページ目を表におきかえるとよいでしょうか?」
という感じです。
大事なのは、上司も完璧でないことを知り
部下も主体的に最適なアプローチを模索し取り続ける事だと思います。
参考になりましたら幸いです。
人事コンサルタント
金森秀晃