・評価制度を作ったはいいものの、定着しない
・面倒くさいという雰囲気になってしまい、誰も積極的に活用している気配がない
・上司が自分の仕事をしっかりと評価できるか不安がある
等々、作っただけではなかなか機能しないのがこの評価制度・・・
人事担当者としては、なかなか悩ましいところも多い分野かと思います。
評価制度の定着というと、「評価者研修」を行うことで解消されると思われる方も多いのですが、
実はそれだけでは十分とは言えません。
なぜなら、評価をされる被評価者が制度の意味合いやなぜ評価制度が必要なのかをわかっていなければ、評価制度において最も重要とされる「納得感」を得ることができなくなってしまうからです。
(よくよく考えてみれば、どういう指標で、どういう意味合いで評価されているかわからない人が
自己評価をしても評価者が付けた得点と乖離が生まれて不納得が募るのは当然の帰結のように思います)
そもそも、被評価者の方々は、評価制度に対してあまりよいイメージをもっていないことがほとんどです。
・裁かれる
・査定される
・管理される
そんなイメージの方がほとんどではないでしょうか?
そこで、ひと手間!
評価制度は人財育成のための手段であり、上司は次のステージにあなたを導いてくれるための支援者なのだ
ということを、被評価者にはっきりと伝えていたら・・・?
評価制度に向き合う姿勢は全く別のものになるはずです。
ちょうど先日、行った被評価者研修においては、こんなご意見も頂きました!
(この法人様は全国に事業所があるのですが、すべての地域を回らせていただいて
この制度の意義や使い方についてしっかりとお伝えさせて頂いております!
それほど真摯に制度運用をお考えということですよね。こういう法人様の社員は本当に幸せだと思います)
「人事評価制度は、今までマイナスのイメージが強かったですが、
不公平ではく、それぞれの育成・成長のためにあるということが理解できました。
期初に、上司との目標設定をしっかりと行って、
何年経っても成長していけるシステムを上手く活用していきたいと思いました!
素晴らしいシステムだと思いました。」
「項目が細かく徹底されていて、上司と被評価者が意見を交換し、
目標を定めるコンセンサスがとれることやチャレンジ加点制度があり、
モチベーションを保つのに良い制度だと思います。
上司と被評価者として、しっかり意見交換を行い、
納得のいく目標設定と評価が頂けるように上手に利用していきたいです。」
評価制度をしっかりと運用していきたい!と思ったら、
つい盲点になりがちですが、被評価者の皆様への情報提供・共有もお忘れなく♪
運用成果が格段に変わること、間違いなしです!
人事コンサルタント
金森秀晃