新人が各部署に配属されるこの季節。
学生から社会人になると
学生の時に習ったことが通用しなかったり、
入社後に習った事でも先輩によって答えが違ったりと
多くの矛盾を感じることが多かったというお声をよく伺います。
学生と社会人での問題に対しての違いは
学生なら100%の出来でかつ正解はひとつ。
一方社会人の場合は正解はひとつとは限らず、
かつ100%の出来を求められるわけではありません。
新人の時は、最初このギャップに戸惑うケースが多いように思います。
では、社会人の場合の正解とは何でしょう?
質のいいもの、価格の安さ、見た目の良さ、機能性の高さ
などさまざまなものがあるかと思います。
その中での正解は・・・
お客様が要望したこと です。
自分が正解であろうと思ったものが、
必ずしもお客様が要望しているものとは
限りませんよね(^^)
早く出して何を要望しているか、反応を知り、正解の精度を高めるというのが
社会人の場合の正解なのだと思います。
自分が部下の立場だとしたら、
お客様の正解を知るためにまず必要なことは、
上司の求めている事を知るということだと思います。
この上司から「仕事が遅い」と言われることがあるとします。
おそらく、この上司の求めている基準はスピード感だと思います。
そういう時はその上司のスピード感に合わせる必要がありますよね^^
試しに仕事の出来が60%の段階で
「まだ60%の出来なのですが、一度見ていただけますか?」と持っていってみるいいかもしれません。
すると指摘箇所は「本当にそれだけ直せばいいの?」
とコチラが驚くレベルなのではないかと思います。
まだ提出できるレベルではないという人は、
単に自分がそう思っているだけ、という場合が多かったりします( ゚Д゚)
この上司からしてみれば、完璧な答えを期限ギリギリに持ってこられるよりは、
中途半端でもいいから、軌道修正が可能なうちに持ってきてくれた方が具体的な指示を出しやすい、ということなのかもしれませんね。
全てを最初から完璧にこなすことはできない中で、
何をもっとも優先すべきなのか?
の基準を知り、修正を続けること。
その姿勢がお客様を大切にしているということなのだと思います(^^)
人事コンサルタント
金森秀晃