人事担当者の方としては「渾身の力作」であるにも関わらず、
上役や現場のスタッフからすると、
“どうにもこうにもわかりにくい・・・”
“使うづらい・・・”
“なんだかよくわからない”
と、言われてしまう。。
こういったことってありませんか??
(実はこちらは一般企業の方からはよく伺う課題点です)
「わかりやすく作ったつもりなのに・・・
制度としては実はそんなに難しくない、結構単純なのに・・・」
人事担当者の方としてはそんな思いもあるのではないでしょうか?
では、なぜ、そのようなことが起こるのか!?
それは・・・
意外と単純です。笑
作った方というのは「評価制度の仕組み」を勉強なさっているわけですから、
そのわかりにくさに気づけるようで気づくことができないのです!
これは評価制度に限らずなのですが、
自分で作ったものや身に着けたものを人にわかりやすく伝えるというのは、
「伝えること」を前提として作ったり、身に着けたりしないとなかなか難しいものなのです。
(おそらく評価制度を構築された担当者の方も、
最初はぼんやりした理解だったものが、最終的には骨組みから肉付けまで
くっきりわかってくるという過程を踏んだはずです)
そうならないためのポイントは大きくわけて3つ!
1)構築段階でスタッフを巻き込むこと
自分一人で作るとわかりにくさに気づけないので、
できるだけ複数の方の視点を入れることが大切です。
2)スタッフに仕組みそのものも伝えること前提で構築すること
伝えること前提で構築することで、
「あ、これはちょっと理解しにくいかなぁ・・・」
という客観性をもたらすことができます。
3)客観的意見を取り入れて地雷を避ける
あとはやはり、外部のコンサルタントなどを使って、客観的に制度をみてもらうのもお勧めです。
作っている段階での思わぬ落とし穴や地雷のようなものを早期発見できれば
運用時にわかりにくくて使えない(>_<)というようなトラブルになることはありませんので♪ (実際コンサルをやっていると、地雷を踏んでいるところ、 今まさに踏もうとしているところなども多々見受けられますので皆様ご注意を!(>_<))
この3つの観点は、制度を「修正」「改良」していく上でも非常に重要なポイントです!
評価制度の構築、見直しなどをなさる際は
ぜひ参考になさってみてくださいね♪
人事コンサルタント
金森秀晃
ちなみに、巻き込む≒作る過程に参加させる、というのはこんなにメリットが!