研修をやらせていただいていると、
思いも寄らない反応をいただくことがあります。
たとえば先週の研修終了後には、受講された方が駆け寄ってきてくださり、
「目からウコロを落としたもん勝ち!メモりました!!ありがとうございます!」
というお言葉をいただきました。
実はこれ、その研修のメインテーマの部分ではなかったのですが、刺さるキーワードがあるというのは、講師としてとっても嬉しいことです!
実は、弊社の研修の中では、メインテーマ以外にもたくさんのキーワード、メッセージが散りばめられているのですが(メインテーマ以外にも何か一つでも多くの気付きを得られる場にと思っているので、設計段階ではたくさんのキーワードを設定しています。)、「響く言葉」は受講者の方の「リセプターの形状」次第です。
あるいは、「リセプターの有無」といえるのかもしれません。
※リセプター:受容体(レセプター)、「聴く耳」のことです。
もちろん、メインテーマのリセプターを作り、開くことは、研修の前半でふんだんに盛り込ませていただくのですが、あとのリセプターはその方個人の「問題意識」によるところが大きいです。
(研修は前後の設計が要と思っておりますが、そういった意味では、研修前のヒアリング等はリセプターづくりの一環です。)
事前ヒアリングの場がなかったとしても、リセプターが作られている方々が多い研修も多々あるのですが、その秘訣は何か?!
と申しますと・・・
チーム全体、もっというと、チームリーダーが問題意識を強くもっていらっしゃるかどうか?!
ということです。
リーダーの問題意識は、メンバーに伝播します。また、問題を自分ごととして捉えることができるメンバーが多ければ多いほどその組織は強くなります。
受講者の方々に「刺さるキーワード」が多いということは、私の話が素晴らしかったわけではなく(笑)、その受講者の方々のリセプターを作り出してるリーダーの方のマネジメントが素晴らしいということなのです。
(そこを勘違いすると講師としては失敗しますよね、、笑)
そんなわけで、研修を1回やるだけで、その組織のフレームと申しますか、どんなマネジメントがなされているかや、その組織の強さが大まかに感じ取れるということなのです。
研修は「組織診断の場」でもある。
そんな観点から、研修を活用いただくのもよいのかもしれません♪
ご興味のあるかたはぜひお問い合わせください。
人事コンサルタント
金森秀晃