弊社は、人事コンサルティング会社ということで、
研修や人事評価制度の構築などを扱っている会社ですが、
人事評価制度構築のコンサルティングを依頼される際に9割のお客様から最初に言われるお言葉があります。
それは・・・
「他の病院でやって成功している評価制度、そのままいただけませんか?」
もちろん、コンサル会社ですので、
その方法が取れないというわけではございません。
そして、それはコンサルティング会社にとって甘い誘惑。
なぜなら雛形を渡して、「はい、どうぞ、あとはうまくやってくださいね」といえば、どんなに楽か!!!笑
(しかし効果に拘る私たちとしては、その「手間」を省く方法は断じてお受けすることができません)
しかし、他の病院で成功している評価制度をそのまま適用させて運用開始すると、
間違いなくその制度は「形骸化」します!!
なぜなら・・・
人事評価制度の運用の目的は
「経営計画実現のために必要な人材を育てる」こと。
ということは、経営計画・経営理念が違えば、そこに込める意味合いも違い、
求めれるスキルも能力も違うはずなのです。
ですから、
ある病院でその評価制度が成功し、根付いていても、
他の病院では成功しないし、根付かないということは、
考えてみれば、至極当然のことですね。
もちろん、評価制度構築・運用には、外してはいけないポイントが存在します。
しかし、逆に言うと、こうでなければならないとことはなく、
目的を明確にして、いかにそれを修正しながら定着させていくかが重要なのです。
また、それをプロジェクトを通じてスタッフの方々と共に作り上げていくことで、
そのプロジェクトメンバーは当然制度にも詳しくなるので、修正をする際にも大活躍してくださいます!
他にも、色々と評価制度を定着・運用させていくための仕掛けや仕組みがあるのですが、
それはまた追々ご紹介させて頂ければと思います。
(すべてお話しすると「え!?そんなにっ!!!そんな意味もあったの!?」
と驚かれる法人様が後を絶ちません。笑)
評価制度の構築・運用に「正解」はありませんが、
外してはならないポイントは確実にあるので、
そうした点も聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら是非お声がけくださいね♪
人事コンサルタント
金森秀晃