ZACは開業から一貫して医療・介護業界の研修やコンサルティングを担ってきましたが、
実は、最初の数年は「研修事業」のみでした。
(その後、それを仕組み化したい!というご要望にお応えして
人事コンサルに領域を広げていった経緯がございます)
というわけで、実は、5年前までは、研修事業の方が
新規でご依頼いただく件数は圧倒的に多かったのです。
ですがなんと!
ここ1~2年で市場に劇的な変化が!!
人事評価制度構築に関するご依頼件数が、爆発的に伸びていますw(゚ロ゚;w
そして、昨年ついに、新規で研修をご依頼頂く件数と
人事評価制度構築のご依頼を頂く件数が逆転しました!!
(研修は講師の供給が追いついていない関係で
新規を制限しているという事情も少しあるのですが・・・)
なぜ、今、これほど人事評価制度の構築が求められているのでしょうか?
その背景について少し考えてみました。
僕が思う、三大要因は・・・
①介護職員処遇改善加算制度により、キャリアパス導入を検討する法人様が増えたから
これは言うまでもなく、大きな要因の一つです。
これから発表される予定ので新加算では、キャリアパスを導入することで、
平均して37,000円/人の待遇改善を見込めることになります。
介護職員の獲得競争も激しくなる中で、ここを逃すと「待遇負け」してしまい、
人材の確保すら難しくなってしまいます。
人材を確保できずに黒字倒産をするところも増えている中、
規模は問わず、無視できない課題になってきました。
②人材紹介会社、人材派遣会社に流れているコストの無駄をなんとかしたい法人様が増えたから
これも大きな要因の一つです。
「100万円の紹介費用を払ったのに、3ヶ月で辞められた。」
「どうしても人が足りなくて派遣で2倍以上のコストがかかっている」
「コストをかけて採用しても育たたず辞めてしまう」
今までは「仕方ない」と考えていた法人様が多い印象でしたが、
弊社の評価制度をしっかり運用し始めた法人様の離職率は、それまでと比較にならないほど下がるので、
今までのやり方を変えて、「今いるスタッフや組織の未来に」コストをかけた方がいいと
考える法人様が増えてきたのではないでしょうか。
実際、弊社のお客様は、半分以上が口コミとご紹介のお客様です。
③評価制度があることがスタンダードになりつつあるから
実は、これが最大の要因ではないかと考えています。
今までは転職なさってきた方も前職で特に評価制度もなかったりしたところがほとんどなので、
特に何か言われることもなかったのですが、
最近では、評価制度を構築・運用なさっているところが格段に増えてきましたので、
「この評価制度どうなんですか?」
「これじゃ評価できなくないですか?」
「これだけ仕事したのに評価されてない気がします」
という不平・不満が職員の方々から噴出するという事態が頻発しているようです。
たしかに、せっかく採用してこれから頑張っていって頂きたい方から
こんな言葉がでてきたらマズイと思いますよね。。
こんな様々な要因が重なり合い、今の評価制度構築ラッシュになっているのではないでしょうか?
「そりゃあったほうが良いけど・・・忙しくて今は厳しいよ」
「大事なのはわかるけど、うちは規模的にも小さいからまだいいでしょ」
と思っている方も、案外うかうかはしていられないかもしれません。
コストのかけどころを間違えると、経営が傾く
そんな時代に、この業界も突入しつつあります。
(人材が確保できないがための相次ぐ黒字倒産がその実情を物語っています)
どこから手をつけたらよいかわからない方は、
是非お気軽にお問い合わせください!
人事コンサルタント
金森秀晃