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【人事担当者様必見!】医療・介護業界における複線型人事制度のメリット、デメリット

【人事担当者様必見!】医療・介護業界における複線型人事制度のメリット、デメリット

最近、こんなご相談を頂くことが増えてきています。

複線型の人事制度を検討しているのですが、
先生はどう思われますか??

結論からいうと、
適用したらうまくいく
法人様が非常に多いと私は考えています。

なぜなら、
組織における個々人の「役割」が増えて、
「勝ち組」を増やすことができるからです。
(言い換えると、特性を活かして得意分野で居場所を与えることができると言えるかも知れません)
それが帰属意識や貢献意欲、成長意欲に繋がり、組織が活性化するというわけです。

と、その前に、そもそも複線型の人事制度とはどのようなものでしょうか??

簡単にいうと、
同一法人内に複数のキャリアコースが並立する制度」のことを言います。

医療・介護業界における複線型の人事制度となると、
大きくこの2パターンに分かれることが多いでしょう。

 ・マネジメントコース(管理者を目指すパターン)
 ・エキスパートコース(より専門性を高めて組織に貢献するパターン)

その他に調剤薬局やドラッグストアでは、

 ・地域限定コース(転勤のないキャリアコース)

一般企業などでは、

 ・事務などの定型業務を中心とした一般職コース(総合職と対比されることが多いですね)

などが追加されますね。

生き方も、働き方も多様化している現代社会においては、
目指したいキャリアも様々。

ライフステージや自分の特性にあわせて、
キャリアを選べるというのは、
従業員にとってもありがたいことですし、

働き方が選べずやむなく退職というリスクを軽減できるという意味では、
組織にとっても非常に合理的な制度ですよね。
(社外に出ずともキャリアを積むことを可能にしておけば、辞める必要がなくなってしまいますから!)

ただ、医療・介護業界でこの複線型人事制度を導入する際には
気をつけなければならないことがいくつかあります。

今日はそのうちの最も重要なポイントを一つお伝えしたいと思います。

それは・・・

エキスパートコース過多

にならないように注意すること!!

元々医療・介護業界における専門職の方々は
プレーヤーとして患者様に直接貢献できる仕事にやりがいを感じやすく、
マネージャーを目指したいと考える方が少ないと言われています。
※専門性を高めて役に立ちたいという願望が他の業界の専門職の方々よりも強いとされています。

エキスパートコースも、それはそれでもちろん素晴らしいものですが、
それが「管理職になりたくない」逃げ道のようになってはなりません。

では、エキスパートコース過多にならないためにはどうしたらよいか?

その鍵を握るのが、

リーダー育成、後輩指導”の教育・研修システムです。

私の今までの感覚値になりますが、
何の教育も施さない段階で、コース選択を迫ると、
7割以上の方が「エキスパートコース」を選択します。
マネジメントの喜びや旨味を知らない方々は、
必然的に自分の貢献欲求を満たせるエキスパートコースを選択します。
これはごく自然流れですよね)

ですから、そのステージ、段階に行くまでにしっかりと、
リーダー教育、指導のための教育を行うこと。
その上で、自分はその道を進みたいのか、
専門性を高めた上でその技術をシェアする人間になりたいのか、
しっかりと選択できる環境を整えていくことが最大にして最高の対策となります。

複線型にして色々なメリットを享受しても、
「管理者が育たない」人事制度になっては、本末転倒。

組織である以上、管理者も一定の割合で育てていかねばなりません。
その対策まで、ぬかりなくなさった上で、
複線型人事制度を導入を検討してみてくださいね!

「こういう場合はどうすればいいの?」といったご質問などございましたら、
弊社のコンサルタントまでお気軽にお問い合わせください

人事コンサルタント
金森秀晃

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