積極的に何にでも挑戦する人、
いろんな仕事や役割を進んでやってみる人がいますね。
反対に、そういうことがなかなかできないという人もいます。
どうしてできる人とできない人がいるのでしょうか。
性格や力が違うからという理由もあるでしょう。
大人になるにつれて
物事にチャレンジすればするほど、
出来ない、という感覚を味わう機会が多くなっていきます。
このような機会はできる限り避けたい…
仕方がないとあきらめてしまうのは、
本当にできないのかどうかよく考えてみてからでも遅くないかもしれません。
ご存知の方も多いかと思いますが、
僕たちがよく知っているアリについて、こんな観察結果があるそうです。
北海道大学の長谷川先生という先生の研究です。
長谷川先生があるアリの巣の働きアリを観察していると、全然働かないアリがいることが分かったそうです。
おもしろいですよね。
働きアリの中にも働かないアリがいるんです。
働かない働きアリです。
それで長谷川先生は、その働かないアリだけを集めて観察をしてみたそうです。
どうなったと思いますか?
何と、働かないアリばかりを集めた集団を作ると、その中で働くアリが現れるのだそうです。
また、反対に働くアリだけを集めた観察もしてみたそうです。
こちらはどうなったかというと、
何と、働くアリばかりを集めた集団を作ると、その中に働かないアリが現れるのだそうです。
不思議ですよね。
この観察から、働くアリと働かないアリはその働く力とは関係がないということが分かります。
ということは・・・!
働く力があるから働いているのではないということですね。
それとは別の何かの基準によって働いたり
働かなくなったりしているという事が言えるのかもしれません。
とはいえ、アリと人間とを簡単に比較することはできませんが・・・笑
コンサルティングで様々な方のお話をうかがっていく中で、あまりいろんな役目や仕事を積極的にやる方ではなかった人が、急に積極的になるというのを幾例も目の当たりにしてきました。
ということは、人の場合でも、ある役目やある行動をするかどうかというのは、能力の有無が原因ではない、ということではないでしょうか。
力はもともと誰にでもあり、何かのきっかけや何かの規準を超えないとその力が出ないだけなのかもしれませんね。
力はちょっとだけ恥ずかしがり屋。
本当は出たいんだけど、恥ずかしがり屋で最初の一歩が前に出ないのです。
その最初の一歩を踏み出させてあげるのは、自分自身なのかもしれません。
人事コンサルタント
金森 秀晃
株式会社ZAC
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