ルーティンといったらイチローが有名ですが、
ルーティンの力というのはスポーツだけでなくビジネスにも効果があるとされています。
あなたは、イチロー選手がバッターボックスに入った際に、
袖を引っ張りながら、バットの先端を投手側バックスクリーン方向へ向けるしぐさを
行っているシーンを見たことがあるのではないでしょうか?
イチロー選手が好きな方であれば、
このイチローのしぐさは何度も何度も目にしているかと思います。
そしてイチロー選手が毎回のバッターボックスで同様のしぐさを
一度も欠かさず行っていることにも気づいているはず。
実はイチロー選手がネクスターズバッターサイクルからバッターボックスに入り
静止して構えるまでに
実に17種類のパフォーマンスルーティンが確認されているのです!!!
そして、さらにすごい点はこの17種類に及ぶパフォーマンスルーティンは
毎回ほぼ同じスピードでゆっくりと行われ
その順番までもが変わることがないという点!
このような同一の決められた動きを行うことをルーティンと呼びます。
アスリートの中には、このルーティンを行いパフォーマンスの向上に役立てている方は
本当に多いです。僕がメンタルトレーナーをしていたなでしこジャパンの選手たちも
とてもルーティンを大切にしています。
(ルーティーンの具体的なメリットを別記事でも解説しています)
では、どうしてルーティンを取り入れるのでしょうか?
ルーティンの意味とは?
ルーティンとは、決められた一連の動き、決められら一連の動作。
決められたパターンなどの意味を持ちます。
型にはまった一連の動作というとわかりやすいでしょうか?
仕事でもルーティン化という言葉を聞いたことはないですか?
不定期、不順で行っていた作業などを
一連のつながった動作としてパターン化していくことですね。
ビジネスでのルーティン化は作業の効率アップを目的とされるケースが多いのですが
多面的なメリットがとても多いです。
例えば、マニュアル化することも可能になりますし、業績にも反映してくるのです。
経営者としては見逃せませんね!
しかし、毎日繰り返される業務のルーティン化を行う際の最大のポイントは、
チェックシートなどを用いて仕事を進めていくこと。
誰にでもできる仕事となるまで
洗練されたルーティン化を達成するには、
個人個人の思考が極力関与しない型をもつことが求められるのです。
しかし、ルーティン化を図るという事は
仕事としての面白みに欠けるという可能性も併せ持つところが厄介ですね・・・
誰もが面白い仕事に目が行きがちなので、
ルーティンをおろそかにしてしまうという傾向があります・・・・
誰でも実践できて、誰でもほぼ同様の結果が出るルーティーンを作る。
これが達成できれば、企業にとっては大きな武器!
ビジネスのルーティン化のメリットは計り知れず、
現在大きな注目を集めているのが現状です!
クライアントさまからの要望も年々増加中です!
話をイチローに戻しますが・・・・
「プロフェッショナル仕事の流儀」をご覧になった方は、
イチロー選手が9年間、お昼ごはんにカレーを食べ続けてきたことに驚いたことでしょう。
ここまで徹底するからこそ偉業を成し遂げることができた。
更に言えば、ここまでストイックに
毎日の生活をルーティン化していくことができれば、
もしかしたらイチロー選手に近づくことができるのかもしれませんね・・・
僕たちからすると・・少々ありえないようなことまで
管理しきっているからこそ!
想像を絶する結果が今のイチロー選手を作っているのはないでしょうか?
毎日行うルーティン(動き)をゆっくりと行いながら
自分自身と対話をし強行な精神状態、メンタルを作り上げていく。
ルーティンの作成には決まりはない!
是非、自分のオリジナルのパフォーマンスルーティーンの構築を
あなたも一度考えてみてはいかがでしょうか?
(例えば一秒しかやらないルーティーン、なんてのもアリだと思います!)
僕もルーティンを大切に!
目指せイチローだぁ!!!
人事コンサルタント
金森秀晃