Q.
人事評価制度の運用、効果的な活用の重要性に気が付き、
3年前、外部の講師を招いて評価者研修を行っていたのですが、
形骸化しているような気がしてなりません。
実際、あまりうまく活用できていないような気がするのですが、
効果的な評価者研修を行うのはどうしたらよいのでしょうか?
A.
評価制度の”運用”にまで意識が行き届いているというのは、非常に素晴らしいことですね。
約90%以上もの法人様が制度導入をしたはよいものの、
運用に際しては何らかの不安、不満、物足りなさを感じていらっしゃると言われています。
そんな中、弊社においても、
評価者研修のご依頼をいただくことは非常に多いのですが、
導入を検討なさる際の重要なポイントについて本日は書いてみたいと思います。
シンプルに申し上げると
成果のあがる評価者研修のポイントはこの3つです。
・評価制度は人材育成の手段だということを改めてご認識頂くこと
・実際の評価シートをもとに使い方を標準化すること
・実際の事例をもとに評価者のカウンセリングスキルを向上させること
その中でも特に重要なのは、この2番目の
「実際の評価シートをもとに使い方を標準化すること」
ポイントは、
実際の「評価シート」という点です。
実際の評価シートを使って研修をするか否か
答えがNoである場合、一瞬にして「形骸化」されることが予想されます。
(この場合、どんなに安かろうが、お勧め致しません)
なぜなら、評価のプロセスが「自分事」になりにくいからです。
研修のポイントはどんな時も
組織の問題、伝えたいテーマを「自分事」にしていくこと。
正直なところ、講師からしたら、実際の評価シートを使って研修というのは
手間がかかるし、その把握にかなりの労力を要するので、
一般的なツールを用いてケーススタディとしてワークを行う方が楽なのです。
ですが、それでは全く意味がない。
だからこそ、ここにひと手間かけられる研修会社・講師を選ばれることをお勧めいたします。
他、活用術としては…
・どんなモノなのかを被評価者にひと手間かけて伝える
・評価者面談をもっと活用すること
が考えられます、宜しければお試しくださいませ!