新しい仕組みを作っても、
いつの間にか形骸化してしまっている。
「そのやり方だと効率が悪いので、今まで通りがいいんですが」
などと言われてしまう。
仕組みを作った側からすると、
経験年数に関係なく、仕事のクオリティを
スタンダードに保てるように、と
スタッフのためを思って作ったのに・・・( ゚Д゚)!
衝撃を受けることも少なくないかもしれません。
一方、仕組みを定着させ、
さらにはブラッシュアップまで
してしまう組織もあります。
形骸化する組織と
定着する組織
一体、何が違うのでしょうか?
スタッフが「仕組み」を面倒臭いと毛嫌いしたり、
途中で使うのをやめてしまったりするのは
「その作業をしなければならない理由」
が分からないからというのが殆どです。
これを明確に示すことが、
形骸化か定着するかの分岐点になります。
定着している組織に共通するのは、
仕組みを使った後の「ゴール共有」を徹底している事です。
ゴール共有とは、
自分たちが何をもって社会の役に立とうとしているのか
その事業を行うことでどんな世界を創ろうとしているのか
といった仕事の目的を明確に伝える事です。
(上司として、マネージャーとして動くときにも重視されるポイントと言えるかもしれません)
人は、目的が分かれば180度変わるもの^^
「だから自分は、この仕事をしているんだ!」
という動機を作り出すこと、
これがルールや仕組みを形骸化させない、
リーダーの役割なのだと思います。
人事コンサルタント
金森 秀晃