シリーズでお送りしている
「分かってくれてる!」と思われる、「共感力」ですが
今回は「共感を伝える」という切り口で書いてみたいと思います。
前回までにお伝えしたポイントを実践することで、
「共感力」はぐんぐん鍛えられていると思います。
とはいえ、共感しているということは相手に伝わらなかったら、
コミュニケーションの架け橋はつくれません。
相手に認識してもらって初めて、
「分かってくれてる!」と思ってもらえるということですね。
では人はどんな時に「共感」されている
と感じるのでしょうか?それは
”相手と自分がシンクロしている要素を見いだすことができたとき”
なのです^^
例えば、自分が楽しそうに話しているとします。
相手も楽しそうだと、「あ、相手もこの話題が楽しいと感じているのだな」とわかります。
(感情のシンクロ)
しかし、相手が無表情であなたの話を聴いていたらどうでしょう?
とても自分の気持ちをわかってくれている、とは思えないのではないでしょうか。
悲しい時や、憤りを感じたときも同様です。
つまり”シンクロを意識的に作り出す=共感を作り出す”ということになりますね。
具体的な方法としては
「オウム返しをする」ということです。
簡単に言うと
①相手の話した言葉をそのまま繰り返す
②相手の表情をマネる
を実践すると、共感を得ることができ、相手の気持ちに添った反応ができます。
これらのメリットは、もっともシンプルに「わかるよ」という姿勢を示すことができるという点です。特別に難しい方法ではないので、実践しやすいのではないでしょうか。また、受け手の立場としても、すんなりと「わかってもらえた」と共感を得るが感じられるはずです。
慣れるまでは
「相手の事が分からないから難しい」
となるかもしれませんが、大丈夫です!
それもできるようになるための必要なプロセスです(^^)
(もちろん、オウム返しは普段からやっているという方も、新しい気持ちで取り組まれると、新しい発見があるかもしれません)
気持ちのいいコミュニケーションは、実はけっこうシンプルなことから始まるのかもしれませんね。
…とは言うものの、慣れないうちは仕方ないとしても、早いうちに自然な共感を示すにはどうすればいいのか?
具体的な手法をご紹介していきます。
人事コンサルタント
金森秀晃