こんにちは。
ハンドリフレトレーナー・講師の三上絢愛です。
今日は金森社長のブログをジャックさせていただきます!
先日、東大和療育センターにて、コロナ以降初めてのボランティアイベントが開催されました。
ハンドリフレを通じて、親子や職員とのスキンシップ、
ご本人の緊張緩和やリラクゼーションに繋げたいということでお声がけがあり、
参加させていただきました。
今回は、重症心身障害のある方(18歳以上〜70代)とそのご家族を対象に、
約4時間にわたり施術を行いました。
その時の様子を交えながら、ハンドリフレの力と可能性について
お伝えできればと思います。
「言葉で気持ちを伝えられない方に、私たちの思いは届いているのだろうか?」
療育の現場で、そんな不安や疑問を感じたことはありませんか?
・何度施術をしても拒否されてしまう
・反応がない
・触れると暴れてしまう など
実は、私自身もハンドリフレを学び始めたばかりの頃、
重症心身障害のある方へ施術をする中で、
「本当に伝わっているのかな…」と何度も心配になることがありました。
ハンドリフレを始めたきっかけは、
言葉がうまく伝えられなくなった祖母のケアの一つとして、
何かできることはないかと思ったことでした。
そのとき、代表からかけられた言葉が今でも心に残っています。
「言葉が話せないならなおのこと、ハンドリフレはあなたの力になれると思うよ。」
その言葉に背中を押されて、私は“手から伝えるケア”の可能性を
信じて進んできました。
今回のイベントでも、そんな“手から伝わる力”を実感する場面がありました。
言葉でのやりとりが難しい男性が、午前中にハンドリフレを
受けに来てくださいました。
施術中はとても気持ちよさそうな表情で、穏やかな時間を過ごされていました。
午後、イベントが終わりに近づいた頃、
その方が施設の職員の方に何度も指をさして
「あちらへ行きたい」と意思を示されたのです。
再びハンドリフレを受けると、表情がふんわりとゆるみ、
その心地よさを全身で伝えようとしてくださる姿に、
その場の空気が一気に温かく、笑顔で満たされました。
この体験を見守っていたご家族からも、こんな感想をいただきました。
「こんなに気持ちよさそうな表情を見たのは初めてで、びっくりしました。」
「子どもだけが受けられるものだと思っていましたが、
私自身もハンドリフレを体験して、短い時間でしたがとても癒されました。」
言葉がなくても、触れ合いの中で気持ちが伝わる。
その瞬間を目の当たりにしたご家族の驚きと感動が、何よりの証です。
ハンドリフレは、高齢者施設では認知症ケアとして導入が進んでいますが、
療育の現場では、まだまだ認知度が低いのが現状です。
このハンドリフレの技術を取り入れることで、
本人の緊張がほぐれ、ご家族の心も軽くなり、
現場でのケアの幅も広がります。
「伝えたい思いを、手から届ける」
そんなケアを、あなたの現場にもぜひ取り入れてみませんか?
ハンドリフレで笑顔が広がりますように。
◆イベント開催
2026年2月8日(日)10時~12時30分
「カウンセリング×ハンドリフレ ~心をつなぐハンドリフレの可能性~
大切な人と関わりの質を深める実践講座」
詳細はこちら
◆ハンド体験会詳細はこちら
ハンドリフレトレーナー
接遇マナー講師・トップスマイルコーディーネーター
三上絢愛
