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「手をつなごう」じゃ動かない。人が動く言葉は“相手の世界”にある

「手をつなごう」じゃ動かない。人が動く言葉は“相手の世界”にある

先日、SNSでパパとお子さんの様子を捉えた投稿に
とってもほっこりしつつ、人材育成の本質を垣間見たような気がしたので
ご紹介してみたいと思います。

どうやら危ないから手をつなごうとするパパさんがお子さんに
「手をつなごう」と言ってもお子さんは拒否モード。

ですが、パパさんも諦めるわけにもいかないので
「連結!」といったら、子ども自ら「ガシャン!」と
手をつなぎに行ったというような内容でした。
(細かい内容はちょっと覚えていないのですが…!)

きっと電車が大好きなお子さんなのでしょうね。

拒否モードに入ったお子さんに
「危ないから」「言うことを聞きなさい」
といった“正論”でいってもきっと動かないと思います(余計拒否になりそうです)。
でも、「連結!」という言葉に置き換えた瞬間、
その子の“好き”や“世界観”の中で、手をつなぐ意味そのものが一瞬にして変わった。
だからこそ、思わず自分から動いた!ということですよね。

とっても微笑ましいやりとりですが、
大人の人材育成にもまったく同じことが言えると思うのです。

大人相手だとついつい
「もう子どもじゃないんだからわかるでしょ?」
「もうそんなの社会人としての常識でしょ?」
「そんな甘えたこと言ってないでやってくれよ」
という気持ちもよーくわかります。

ですが、そうはいっても人は動かない。
これはもうほぼ全員がわかっている自明の真理だと思います。

だからこそ、相手を動かすのではなく、相手の世界にこちらが入り込み、
その人が「やりたい」「自分から動きたい」と思える言葉や仕組みに変換する。
それが“育成”であり、“マネジメント”の本質と言えるのではないでしょうか。
(こちらのほうが早いですしね)

子どもにとっての「連結」が、
大人にとっては「意味ある目標」や「自分の成長実感」なのかもしれませんし
「好きなアイドルに近づく」ことなのかもしれません。

それが何かはわかりませんが、
部下の世界に興味を持ち、何なら頑張れるのか?
その世界に一旦飛び込み、100個あるやる気スイッチを色々押してみる。
(ちなみに、これ好きなんだろ?押してやるよというかんじで
押してダメだったら部下がダメなヤツというのは逆効果ですからね)

3か月前はダメだったスイッチが
今日はすごく効いたということもあるかもしれません。

このくらい何が正解とわからないからこそ、中身そのものに拘らず、
探求し続けて手数を増やしていくというプロセスを手にした人が
どんな人をも育成できる名監督、名プロデューサーになっていくのでしょう。

人事コンサルタント
金森秀晃

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