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特攻隊員たちが残したかった未来

特攻隊員たちが残したかった未来

先日、鹿児島出張の際に空港近くの
十三塚原特攻記念館(海軍航空隊第二国分基地跡)にお邪魔しました。
当時、第二国分基地からは147人が出撃したとされています。

動画でも感想をお話したのですが、
ブログでもあわせて書かせていただこうと思います。

「特攻は無駄だったのではないか?」

こういった議論がなされる度に、なんだか血が沸き立つものがあったのですが…
(何人たりとも、彼らをバカにすることは許されないと思ったのです)
小さめの記念館でしたが、実際に彼らの遺書を見たりする中でその思いは確固たるものになったような気がします。

明らかに戦略的には無謀ですし、多くの隊員も言えなかっただけでうっすらそれらを感じていたでしょう。
上層部はその責を負うべきと思います。
ですが、それでも彼らは飛び立ったのです。
そういう意味では、もちろん美化するわけではありませんが、彼らの“想い”まで無意味だったと到底言えないでしょう。

彼らの遺書を読むと、
そこに書かれているのはもちろん国を思ってというのもありますが
圧倒的に、家族や恋人にあてたものが多いと思います。
「兄ちゃんがお袋と妹を守ってやる」
「お父さん、お母さん、体に気をつけて」
「(弟へ)お袋と妹を頼む」
彼らが守りたかった“日本”とは、
愛する人の暮らすなんでもない日常だったのだと思います。

ある隊員が残した遺書の中にこんなものがあります。

「父や母 よも散りしとは 思うまじ 御霊帰るか 夢のかいなに」
(父さん、母さん。私が散っていったとは、どうか思わないでください。
きっと私の魂は、夢の中であなたたちの腕の中に帰っていくでしょう。)

検閲もあるでしょうから書けることにも限りがあったと思いますが、
そのような中でもご両親への深い愛情と会いたい気持ちが伝わってきます。

日本の医療は今大きな分岐点の中にいます。
彼らが願った「愛する人の日常」の中に医療・介護は深く関わってきます。
社会のインフラに近い存在だからです。

それが今、医療従事者の”犠牲”の上に成り立つような歪な構造であることも事実です。
それを変えていくには当然、痛みを伴うこともあるでしょう。
私自身もその渦中にしっかりと身を置き、戦っていきたいと記念館への訪問を経て改めて感じました。

医療従事者が誇りをもって働ける環境を整えること。
子どもたちが未来を信じて挑戦できる国にすること。
それがきっと、彼らが命を懸けて守ろうとした“未来の日本”への、
私たちからの本当の返礼なのだと思います。

彼らの覚悟が、今もこの国のどこかで息づいている。
自信をもってそう言える自分でありたいですね。

人事コンサルタント
金森秀晃

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