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Z世代が“対等”を求める本当の理由

Z世代が“対等”を求める本当の理由

「教えても言い返してくるから面倒くさくなっている」
「タイパとかいうくせに自分のやり方に固執する」
「個性とか強みの前にアタリマエのこと言ってるだけなのに拗ねられる」
「上司として指導したら、上から目線で辛いと言われて意味がわからない」
「教わった通りにやったができなかったとキレられて困った」

これはZ世代の方を指導する方から寄せられた悲鳴にも似たコメントの数々です。

どう接しても噛み合わない。
指導すれば勝手に傷つき、放っておけば成長しない。
一体どこに「正解」があるのかがわからない…
多くの現場で、同じようなジレンマが起こっているのではないでしょうか。

ただだからといって何もしないわけにもいきませんから、
尊重するしないは一旦置いておいて、
まずはZ世代の方々の立場や環境、心境を鑑みる旅路にでてみようではありませんか。

断っておきますがこれは良い悪いの問題ではなく
一番違うと思うのは、価値についての考え方です。

上の世代にとって“価値”とは、
「会社への貢献度」「成果」「数字」「責任」など、
社会に対してどれだけ“アウトプット”できるか、
いわゆるVALUEなどと言われる付加価値(貢献価値)のことを指していると思います。

一方Z世代では
「自分らしさ」「思考」「感情の共有」「共感を生むこと(SNSのいいね)」などの
存在価値のようなものに重きを置いているような気がします。

そうなると、上の世代からしたら、
「上司や成果を出している人の指導を聞くなんてあたりまえだろ」と思っていても
Z世代からすると「なんで存在価値は対等なのに私を尊重してくれないの?」
となってしまうのかもしれないなと思いました。

加えて、比較社会の中でさらされてきたこともあってか
自己肯定感つまり「本当に自分には価値があるのか?」というところに
ものすごく大きな不安を抱えているようにも思います。
だからこそ、少しでも見下されたと感じたり(実際に上司が見下しているわけでなくても)、
注意されたりすると「対等じゃない扱いをされた!」と過剰に反応してしまうのでしょう。

これらを踏まえて組織としてできることがあるとすると…

ものすごく当たり前のことですが、
スタートラインとしては

「上司は技術を教えるのが仕事だし、部下は教わるのが仕事」
(上司もハラスメント問題があって指導しにくくなっていますしね)
「社会は存在価値ではなく貢献価値で図られる」
「上司はあなたの存在価値を貢献価値に昇華する助けをしてくれる存在」

などという前提の共有をするだけでも違ってくるのではないでしょうか。

新人が上司に安心して何でも言える環境というのはとても大事ですが、
きちんと当たり前の構図ができたうえでの話にしてあげないと新人のためにもなりません。

Z世代の育成で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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