こんにちは、人事コンサルタント・講師の三上絢愛です。
今日は金森 社長のブログをジャックいたします。
近年、多くの病院が以前にも増してDⅩ化を進めているかと思います。
研修先のご担当者の皆さまからもこんなお悩みを伺うことがあります。
「時代の変化に対応するためにはなんとか進めなければならないし、
そうかといって、現場からの抵抗や不安があると進まないし
上からの指示と現場の声の間で板挟み状態。頭痛いな~(TT)」
確かに人手不足の中で、DⅩ化は急務でありながらも
頭を抱える方は多いかもしれません。
新しい仕組みを導入する中で、想定している以上に
職員の皆さんにとって負担に感じられることがあるようです。
ではどうしたらプロジェクトを進めつつ
DⅩ化を成功へとつなげる第一歩が踏み出せるのでしょうか。
ポイントは
【DⅩ化と職員の解釈変換のフォローをセットで考えること】
です。
職員たちが自分の声を受け止めてもらえたと感じると、
「これは私たち自身のための準備なのか」と気づき、
前向きな気持ちで取り組むようになります。
それは、単に業務効率化の話ではなく、
働く人の気持ちをより良い方向に変える大事なステップです!
現場の方が陥っている状況としては
目の前の事だけでいっぱいいっぱいになっていることが殆どです。
本人たちも何とかしたい気持ちがあっても、
新しい情報を入れる隙間の認知がない為、
いれようと試みることができない状態になっています。
ということはその隙間の認知を変えさえすれば
情報をいれることができるということです。
例えば、電子カルテ導入前に「マインドセット研修」を行った病院では、
最初に自分の不安を共有し、今後感じそうなマイナスな感情を徹底的に
プラスの捉え方に解釈変換する練習を行いました。
2回にわたって行いましたが、特に2回目の研修では
気持ちが軽くなったという発言が多くございました。
「解釈を変えるだけで組織として一歩前進できそうな気がしました(^^)」
「最初は厳しいと思いましたが、自分達・患者様の為にも
何かいいことが始まるのだと前向きにとらえられそうです」
「勝手に難しいとか面倒と思い込むところがありましたが、
捉え方次第で全く違う結果が得られるのだと気づけました」など
硬い表情も緩み、具体的な質問が自発的に上がるくらい
行動が変わった方もいらっしゃいました。
職員が抱える不安や負担感を外部の視点でフォローすることは、
担当者の皆さんが味方であることを職員に伝える効果的な方法です。
そして、現場が少しずつ変わり始めると、
組織全体の雰囲気も自然とポジティブなものになります。
心理に寄り添い、解釈変換のフォローのひと手間加えることで、
DⅩ化をスムーズに進められるだけでなく、
職場に新しい活力を与えることも可能です。
国が医療DXを進める中
・いまいち進みが悪くて困っている
・職員の抵抗感が強くて一歩踏み出しにくい
・新しい物・変化に柔軟に対応できない職員が多い など
同じ課題で悩んでいる場合は、ぜひご相談ください。
職員の心に寄り添いながら、未来へ希望をもてる職場づくりを共に目指しましょう。
人事コンサルタント・講師
三上絢愛