「金森社長はなぜそんなにメンタル強いんですか?」
と聞かれることがあります。
その理由を語って差し上げたいところではあるのですが、
正直私はメンタルが「強い」とは思っていません(笑)
目指した結果に至らなかったら
周りがドン引きするくらい絶望的な気持ちになりますし(笑)、
「傷」を負わないなんてことは全くないのです。
それでも、その「うまくいかない絶望」を定期的に欲するというか
むしろ自ら作りにいく節があるのも事実です。
(きっとこれが”メンタル強い”と外からみると見えるのだと思います)
ですが、これはメンタルの強さとは無関係で、
単純に丁寧に自分の心と向き合って、次へのエネルギーを生成しているに過ぎません。
そういう意味では「技術」であると言えるかもしれませんね。
その営みを振り返りますと…
①うまくいかないことが発生する
↓
②徹底的に絶望する
↓
③この悔しさを何かに活かすとしたら
何をどう考えて何を実現したらよいのか考えて
自分の中の「マグマ」を生成する
↓
④そのエネルギーを使って自分を動かす
こういう流れになろうかと思います。
ここで一つポイントになるのは「徹底的に絶望する」というところです。
意味付けが早すぎると、しっかりと傷を負う前に切り替えてしまうので、
せっかく獲得できたであろう「マグマ」を獲得できなくなってしまうのです。
おそらく意味づけが早すぎる人も同じように「メンタル強い」と周りから思われると思います。
確かに「切り替え」は早いと思うのですが、
もったいないというか機会損失になってしまうので
時間を決めてしっかりと絶望・不満・悔しさ・やるせなさなどの
マイナスな感情を味わってみるのがお勧めです。
(いわずもがなその気持ちにいつまでも浸ると逆効果です)
最初は少し怖いかもしれないのですが、
この営みはやればやるほど癖になりますし(笑)、
だんだん「何でもかかってこいよ!」という気持ちになってきますので、
ぜひ皆さんも試してみてくださいね。
人事コンサルタント
金森秀晃