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ハリー・ポッターの生みの親、J.K.ローリングさんの後悔

ハリー・ポッターの生みの親、J.K.ローリングさんの後悔

ハリー・ポッターオタクの金森です。
今日は久しぶりにみんな大好きハリー・ポッターネタを書いてみようと思います。

物語の好きなところで書きたいところもまだまだあるのですが、
今日は少々マニアックなネタをご紹介しますね(笑)

作者のJ.K.ローリングさんはすべてのシリーズが完結した後に、
物語の上で殺してしまったことを後悔した登場人物の名前をあげたことがあるのですが、
皆さんは誰だかわかりますか??

答えは…フローリアン・フォーテスキュー!
「え?!誰だっけ?!」という方も少なくないのではないでしょうか。
フローリアン・フォーテスキューは
ダイアゴン横丁のアイスクリーム屋さんの店主で、
アズカバンの囚人の時には、ハリーとも少し交流がありましたよね。

オタクなら「あー!アイスクリームの!」となるところですが、
主要キャラというわけでもなく、小説を読んだ方の中でも
あまり名前も覚えていない人の方が多いのではと思うようなキャラクターだと思います。

J.K.ローリングさんは当初彼をハリーたちが死の秘宝を探す手がかりをもたらす
キーマンとして考えていたようなのですが、
物語が進むうちに手がかりをもたらすのは別のキャラクターの方がよいと思うようになり、
結果的に彼が大きな理由もなくただなんとなく死喰い人に誘拐されて殺されたキャラクターになってしまったということに、後悔の念があったのだそうです。
キャラクター一人ひとりに計り知れない思い入れがあることが伺えるエピソードですね。

私はこの話を聞いて、ハリー・ポッターに魅せられる理由が改めてわかったような気がしました。

ハリー・ポッターシリーズでは、主要なキャラクター以外でも、
この物語に出てくる登場人物や生き物すべてにそれぞれの生きてきた軌跡があって、
それぞれの人物が何をどのように捉え、どう反応するか、
それらがすべて考え抜かれた物語だと思うからです。
彼らの大切にしたいもの、守りたいもの、悩み、葛藤、生きてきた環境、軌跡、
これから歩んでいく未来(もしくは閉ざされた未来)、その人生の渦中において
それぞれの登場人物が主人公ハリーと関わったまさにその瞬間を描いているからこそ、
すべての描写がリアルで美しく瑞々しいのだと思います。

人を「点」ではなくとてつもなく丁寧に「線」で捉えていることが伺えます。

これはファンタジーですが、現実世界での私たちの方が
この過程を丁寧に踏んでいないとさえ思うのです。

現実世界においては一人ひとりが人生の主人公であると同時に
今自分が体験していることは、相手の長い人生の中の一コマに過ぎません。
そう思うとなんだかとてつもなく、一つひとつ、一人ひとりとの交わり、関わりが
愛しいものに思えてきませんか?

自分の「線」だけでなく、関わるすべての人の「線」を丁寧に考えられる人が
今この瞬間を大切に生き、味わい、多くの付加価値を生み出していくことができるのでしょう。

現実世界でもハリー・ポッターに負けない、瑞々しい物語を展開していきたいものです。

人事コンサルタント
金森秀晃

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