「部下が言うことを聞いてくれず、
 ナメられているような気がするのですが
 どうしたらよいのでしょうか。」
管理者研修をやっていると
 このようなご相談をいただくことがあります。
私からのアドバイスはたった一つ。
やるべきことを、淡々と。
これだけです。
ナメられようが、そうでなかろうが、
 部下にやってもらうべきことはやってもらわないといけませんし、
 やってはならないことはやってはならないと言わなければなりません。
「自分のことを軽く見ても軽く扱っても構わないけれど、
 やるべきことはやってください」
これが管理者としての役割であり、仕事です。
一番やってはいけないのは
 「私を軽く扱うなんてなめやがって!!
 反抗的な態度をとりやがって!!!」
 と相手に不快感を表明すること。
もし不快感を示すのであれば、軽く扱われたことではなく、
 やるべきことをやっていないこと、に対して示すべきなのです。
逆に軽く扱われたことに対してキレたり不快感を表明すると
 小者感が出てしまい、よりなめられますのでご注意ください。
全員が全員そうだとは言えませんが、基本的には
 リーダーとしてやるべきことをやろうとし続ける姿勢をみて
 リーダーとして認めてくれる人が増えるようになるのは確実です。
なめた対応をしてくる部下が悪い…と考えるのはもったいないので、
 自分を顧みるきっかけをくれている貴重な存在と考え、
 成長の材料として活かしていきましょう!
人事コンサルタント
 金森秀晃
 