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「悔しがる」機会すらなかった子どもたち

「悔しがる」機会すらなかった子どもたち

先日、ヤングケアラー状態だった方の話を聞いて衝撃を受けました。

その方は
・5人兄弟の長男
・両親が共働きのため幼い頃から妹と弟の面倒を見ており、
・下の子の面倒があるからと偏差値等ではなく一番近くの公立高校を選び、
・アルバイトで生活費を稼ぐ必要があったために勉強もままならず、
・大学受験もうまくいかなかったが浪人もできないので就職を選んだ
・妹と弟の面倒をみるために地元で仕事を探している
という方でした。
(※身バレ防止のため少し変えています)

そのような境遇にあったら、
「親ガチャだ」と人生の不遇を嘆いても仕方ないと思うのですが
その方は違いました。

なんと…
人生において

”諦めた”

という感覚がほとんどなかったのです。

「それが普通でしょ(みんなそうでしょ)」という感覚で、
はじめから別の選択肢がないので、
諦めたという感覚にすらなっていないのだと思います。

私たちは何らかの事情で何かを諦めざるをえないことがあったとしたら、
その時の「悔しさ」あるいは「惨めさ」をエネルギーに変えて頑張ると思うのですが、
その「諦めた」という感覚すら持たせてもらえない子もいるのだと思うと、
なんだかいたたまれない気持ちになりました。
「悔しがる」ことすらできないではありませんか。

その方は今を不幸だとは思っていないと思いますが、
ともするとそれは可能性のある子どもから
考える力を奪う洗脳のようにも感じてしまったのです。

もちろん親御さんも必死だっただけで
意図的にそうしているわけではないと思いますが、
結果的にそうなってしまっているヤングケアラー状態の若者が
他にもたくさんいるのではと危機感を思いました。

福祉や教育など仕組みの問題も大きいと思いますが、まずはできることから・・・

微力ではありますが、
人生には無限の可能性が広がっていること、
今諦めざるを得なくても一生諦める必要はないということ、
自分の人生を生きられること、
それには技術があるということ、
そうしたことを知っていただくための発信をしていきたいと
改めて思わせていただきました。

人事コンサルタント
金森秀晃

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