皆さんは「目標」というものに対してどのような印象をお持ちですか？
・達成しなければならないもの、ノルマ
・かかげたら頑張らないといけないもの
・なんとなく自分をしばるもの
こんな印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ですが、”全然”違うんです！！
実際のところ「目標」というものは、
むしろもっと自由なもの、気楽なものであり、
自分の能力を120％引き出すスイッチのようなものなのです。
どういうことかをお話する前に
ここで一つ小話を挟みたいと思います。
カメラが趣味の人から聞いた話なのですが
カメラが楽しくなってくると、カメラがない場所でも
「どの角度でどのように場面を切り撮ると、
その場の雰囲気や熱量が伝わりやすいか？」
ということを考えながら見るのが癖になり、
その結果、指先の動き、目線、血管、筋、重心など、
目に入ってくる情報量が全く違ったものになったのだそうです。
これは「今手元にカメラを持っている設定」をしたら、
カメラが手元になくても観察眼が高まったという話ですが、
ここからわかることは、人間は「設定」をすれば
全く努力をしなくても自分の能力を何倍にもできる可能性があるということです。
例えば、
「この仕事を依頼主は独裁国家のリーダーで
あと15分で終わらせないと命がない」
という設定にしたら
何の設定もないよりは相当頭の回転が早くなりそうな感じはしませんか。
また、仕事が忙しくて「あー！もうなんで私ばかり！」と思った時に
「10年後この会社の礎を作った一人として紹介されること」をイメージしたら
ここが勝負だと思って踏ん張れるかもしれません。
そういう意味では、
私たちは色々と「設定したもん勝ち！」
ということなのだと思います。
その、「設定したもん勝ち」の中でも
最もわかりやすく誰でもすぐに設定できるものが「目標」なのです。
カメラのファインダーをのぞくイメージをもてば、観察力がぐんと高まったように
いつまでに何を達成したいかというイメージをもてば、
観察力や思考力、情報処理能力がぐんと高まる。
これって実はすごいことですよね！もはや魔法レベル。
もし達成しなかったら、その要素を分析して次に活かす、それだけでよいのです。
というかむしろ、それ（サイクルを回すこと）を目的にしてしまえばよいのです。
今の能力を120％発揮して、サイクルを回し続けていたら、
心配しなくても設定した目標なんてすぐに達成してしまいますよ！
我々日本人は設定がとっても苦手な人種と言われていますが、
今こそこの、「目標設定の魔法」を手に入れてみませんか？
人事コンサルタント
金森秀晃
