「怒りは、車のガソリンのようなものだ。
怒りがあるおかげで、人は前に進むことができるし、
もっといい場所に行くこともできる。
怒りがなければ、困難にぶつかったときに、
なにくそという気持ちで立ち向かうこともできないだろう?
人は怒りをエネルギーにして、正しいことと、
間違ったことを区別することができるんだよ」
これが誰の言葉か、イメージがわくでしょうか?
実はこれ、インド独立運動の指導者であり、
「非暴力・不服従」の言葉でも有名なマハトマ・ガンジーの言葉です。
私たちはなんとなく、
「怒り」に対してマイナスなイメージをもってしまいがちですが、
ガソリンとあらば、いつも心に「怒り」や「憤り」をもっていたいなと思いますね。
ですが…
突然「憤れ」と言われてもなかなか難しい…と思われる方もいると思います。
「あれ?私なんだか憤れない…」と思ったら
もしかしたらそれ…
”まぁいいか症候群”
かもしれません。
例えば普段、嫌われないように衝突を避けたり、
叶わないことを願ってがっかりするのが嫌で
「まぁいいか」
「仕方ない」
「自分ではどうしようもないし」
と思ってしまったり…
こんな風に思っていると、だんだん「憤る」ことも忘れてしまいます。
もしくは
「こんなこと思うとださいかな」とか、
「こんなこと思うのは心が狭いと思われるかな」とか、
「こんなこと思うと差別主義者になってしまうのか」とか、
”思う”ことも制限してしまっている方もいるかもしれませんね。
その逆もしかりで
「こんなことで喜んだらおかしいと思われるかも」
「こんなものがほしいと言ったらバカにされるかも」
「こうしたいと思ったら変だと思われるかも」
こんな風に自分を抑圧し続けると
何がほしいかもわからなくなってしまいます。
憤りることを忘れると次第に喜ぶ感性も薄れ、
人生にも彩りがなくなってきてしまうと言われています。
(怖いですね…!)
思うだけならエゴ全開でもいいじゃないですか。
思うのは自由ですし、思ってはいけないことなどありません。
(もちろん実行してはいけないことや、
言ってはいけないことはありますよ。)
「こんなことあっていいのかよ・・・」
「こんなこと許されていいのかよ・・・」
「こんなの間違ってる・・・」
ぜひ、このような憤りを大切にしていきましょう。
そして、その憤りをエネルギーに、
たくさん動いてたくさん失敗して、
一緒に学びに変えていきましょう。
私も若くはありませんが憤りをエネルギーにして、
貪欲に成長し続けたいと思います!
人事コンサルタント
金森秀晃