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歌手Aimerさんに学ぶ、制限を魅力に変える技術とは!?

歌手Aimerさんに学ぶ、制限を魅力に変える技術とは!?

比較的コアな『大奥』ファンであることは先日のブログでお話させていただきましたが、
現在放映中のNHKの『大奥Season2』の中で、非常にいいところで流れる素敵な主題歌が気になり、
(私の中では『アンナチュラル』における米津玄師さんの「Lemon」を思わせるはまり具合です)
Aimer(エメ)さんという歌手の方が歌っていらっしゃるとのことで、
興味が湧いてAimerさんという方について調べてみてしまいました(笑)

もちろん歌自体もとてもお上手なのだと思うのですが、
歌の表現技法などはよくわからないものの…
Aimerさんの歌声は脳にダイレクトに入ってくるような感覚がありまして、
とても興味がわいたのです。

そこで過去のインタビューなどを拝読していたところ
Aimerさんは15歳の頃に声帯結節で
声が全く出なくなってしまったことがあるのだそうです。
歌うことが大好きな少女がある日突然声が出せなくなるということは
どれほど辛かったことでしょう。

結節を治療すると声質が変わってしまう可能性もあることから
(この結節は爆弾でもあり、魅力でもあったわけですね)
共存しながら音楽活動を続けてきたそうなのですが、
驚くべきはAimerさんがライブという生の音楽を大切にされているということです。

普通、そうしたある意味一番の商売道具の中に「爆弾」を抱えていたら
なるべく温存する…という方向になってもおかしくないと思うのですが、
Aimerさんは生のライブに拘るという時点で
とんでもないファイターだなと感じました。

また、デビュー当時は喉に負担のかからない音楽が多かったでそうですが、
徐々に音楽の幅を広げ、声帯に負荷のかかる音楽にも果敢に挑んでいるとのこと。

なぜそれが可能かといえば、

「喉にかかる負荷は増えるけれど、同時に喉を守る技術を日々磨く」

という対処をされているからなのだそうです。

この話をきいて、脳にダイレクトに響く声の正体はこれなのかもしれないと思いました。

喉を痛めるから歌わないようにしよう
喉を痛めるから生ライブは極力なくそう
喉を痛めるから負荷がかかる曲はやめておこう

こんな風に考えるとスッキリすると思いますし、
事情が事情なので誰も責めないと思うのですが
Aimerさんはそこを二律背反にして諦めない、
簡単に白黒つけてスッキリさせず、グレーの中で戦い続ける人なのだと思いました。

「無茶はしないが無理をする」

制限を理由に何かを諦めることなく
制限の中で毎日1mmずつ自分の理(ことわり)を超え、
サバイバル能力を高めていく。

これはまさに「生命そのもの」であり、本当の意味で「自然体」であると感じました。
感覚的に脳に直接響く感覚というのも
こうした歌い手の背景あってのことなのかもしれません。

このAimerさんの姿勢はあらゆる分野で応用がきくと思います。

制限を理由に簡単に諦めない、制限を魅力に変えて自分の理(ことわり)を超え続ける。

Aimerさんの『白色蜉蝣』を聞く度に、
大奥の感動シーンと、この「姿勢」を思い出して頑張りたいと思います!

人事コンサルタント
金森秀晃

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