「うーーん、判断しかねる…」
「うーーーん、どうしたらいいかわからない…」
「うーーん、これが正解かわからない…」
仕事においても、人生においても
こういった局面はよくありますよね。
それが自分だけのことだったらまだよいかもしれませんが、
もし組織の責任者で自分が決めなければならないような状況があったとしたら
かなりのプレッシャーになってくると思います。
実際、管理者研修などでは
「自分の判断に自信がなく、ついつい決めることを先延ばしにしてしまう」
というご相談をよく伺います。
「決めなければならないこともわかっているけれど、
失敗したらどうしようというところで止まってしまったり、
ついより上の人に決めてもらおうと思ってしまったりして、
部下からは優柔不断な上司だと思われている」
などのように悩まれている方も…
確かに部下の方々からそう思われてしまうと
上司としての信頼性も揺らいでしまいますし、
一刻も早くそうした状況からは脱したいところです。
そんなお悩みを抱えていらっしゃる方に朗報です。
まず「意思決定力」というのは100%後天的な技術なので、
プロセスを知って練習しさえすれば誰でもできるようになります。
(性格などの問題ではないのです)
今日はそのプロセスを非常にシンプルに
誰でも確実にできる形にまとめたものを共有したいと思います。
もし冒頭のように「決められない」状況になったら…
(STEP1)まず動く!!
└動いて情報を獲得する!!
(STEP2)判断に必要な情報を特定する
└STEP1の達人はここに至るのも早いです。
(STEP3)決める
└STEP2が明確なら、STEP3は簡単です
(STEP4)修正する
ものすごくざっくりわけると、この4つのSTEPになります。
(実際はその前に仮説をたてるという工程を入れたほうが効果的ですが
仮説を立てることを考えるとまた動けなくなってしまう方もいるので、
まずは省略します!)
どれも大事ですが最も重要なのはSTEP1。
意思決定が苦手な方はだいたいSTEP2から始めようとします。
ですが、何も情報がない状態では何が判断に必要なのかも見えてこないし、
どうしたら判断に必要な情報が手に入るのかもよくわかりません。
例えばですが、見渡す限りの砂漠で
半径1km以内に必ずオアシスがあるということだけわかっているとします。
北が正解か、南が正解か、東が正解か、西が正解か?
その場にとどまったまま1日中考えても、
永遠にオアシスは見つかりませんし、
判断基準も判断材料も見つかりません。
まず動いて、情報を獲得していくことが重要になりますよね。
もちろんハイリスクな決断をする場合は
もう少し繊細に詰めるべきことがありますが、
基本は同じですし、たいていはこの4つのSTEPで事足りると思います。
「決められない」と悩んでいる方は
「迷ったらまず動く!!!」
ぜひ参考になさってみてくださいね。
人事コンサルタント
金森秀晃