”何度も同じようなケースをやってるんだから、事前に確認を取るなりして準備しとくべき!”
”お客様の目に触れない所での業務を軽んじるなんて、仕事ナメてるんだろうか・・・!”
表現は違えど上司の方々からお話を伺っていると、このような憤りを吐露するような言葉を聞くことがあります。
お客様のことを思うからこそ、時に苛立ちが出てしまうのはごく自然なことだと思います。
吐露なさる背景には
・もうあの部下を叱るだけ無駄なんだろうか
・自分のやるべきことに集中しないとさすがに体力が持たない
・私は上司として役割を果たせてるんだろうか
など上司の方なりの葛藤があるのかもしれません。
冒頭のような行為を繰り返すスタッフが、もし自部署メンバー内にいたら・・・
上司たるものさすがにイラついて仕事にならないということはないかと思いますが、
・どうせ使えないからとそのスタッフを見切る
・振り回さないようにと自分の心を無にして働く など
上司の皆さんが本当は嫌なんだけどその選択をしてしまうような自己不一致状態になることなく、使うべきところに注力できるようにするためのポイントを共有したいと思います!
それは自分とではなく理想の状態とスタッフとの相関を作ることです。
できてないいまの地点と比較してギャップがどこから生まれるのか?に視点を向けやすくなります。
私たちが感情が動きやすいのは、自分と違う時です。
これはイラっとするときもワクワクするときなどどの感情でも同じです。
とすると、上司である自分とスタッフ間で相関を作ってしまうとイラつきが出やすいということになりますね。
上司自身と比べるとスタッフは至らない所だらけなのは当然だと思います。冷静に考えれば「そらそうだよね」という感じですよね笑
上司がスタッフと相関を作るときに理想の状態と比較しているのか気になったときは
・不具合があった時にすぐ”じゃあどうする”が言動として取れること
・変化したところをスタッフ本人に具体的なフィードバックができること
を判断基準にするといいと思います。
いかがでしょうか?
目指す着眼点を意識して変えると上司が自分自身が忍ぶ理由が
「言っても仕方がない」から「理想に向かうために必要なプロセスだ」と変化しマネジメントがより卓越するように思います。
参考になりましたら幸いです!
人事コンサルタント
金森 秀晃