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合意形成の幅を広げる

合意形成の幅を広げる

「そうだね、そうしよう」
「了解しました!」
など私達は毎日のようにあらゆる合意形成をとっています。

友人との約束や外食時の注文といった個人レベルのものから仕事で取引先との契約など様々です。
先日弊社のスタッフが、合意形成で新しい発見があったという話をしていました。
一言で言うと”合意形成を取る際にもう一歩の踏み込みが足りなかった”ということです。

以前は
・チームメンバーと合意形成を取ると”このゴールだったら当然これもやっとくと思うんだけどな・・・”と思いつつ改めて依頼することが結構あった。
・タスクの完了依頼だけだと考えているかもと思い、それぞれの状態設定(誰々がこうなっている等)も合意をとったが目覚しく改善したわけではない。
・まだ目標に至っていない中間ゴールでメンバー内に「ふう」と安堵してる雰囲気がでることがあり、スタッフ本人としては”いやいや、まだ序盤だから・・・”と心でツッコミを入れることがあった(安堵することそのものはいいんだけど、次への切り替えスピードを速めて欲しいということ)。
という状態だったそう。
スタッフいわく「これはこれで悪くはないんですけど、今よりもクオリティを上げたりスピード感を高めることを考えるとちょっと物足りなさを感じていたのだとか。

こうなってしまう要因として完了時点の状態については合意形成をとっているけど、完了後のそれぞれのアクション(続き)の合意形成までは取っていないからではないかと考えたのだそうです。

これを踏まえて完了時点の状態を確認し合うと当時に「そうなったら私は次こうやるね」と自ら発信し
「じゃあ僕はこうですね」と言い合える形を取るようにしました。
すると、メンバー達はスタッフが促さなくとも次目指すことに向かって確認を取るようになってきたのだそうです。

スタッフは「これまでは本人たちが受身だからかもとか向上心がないからなのかなど個人のモチベーションや能力の有無から問題が発生するように考えていたんだと思います。
もし仮にそれがあったとしても「目標に近づいている」「できるようになっている」といったワクワクを作る工夫を凝らすと、問題じゃなかったかも・・・と思えることが増えてきました」と話してくれました。

リーダーや上司は仕事を確実に進めさせるということも求められますが、連続したワクワクを演出するということも大事な役割なのかもしれませんね。
参考になりましたら幸いです!

人事コンサルタント
金森 秀晃

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