コンサルあるあるとして語られることが多いこの言葉…
「バリュー出せてる?」
とりわけ上司から詰められる際のあるあるとして語られる言葉ですが
(今はそんな詰め方しないんですかね?笑)
この問いは実に画期的で重要な問いであり、
今でも常に自分自身に問いかけていることでもあります。
ちなみに外資コンサルだと違和感がないのかもしれないのですが、
生粋の純ジャパニーズの私が使うと
どことなくルー大柴感が出てしまうので、
弊社では「付加価値」ということにしているのですが
今日は「バリュー」ということで統一しましょう(笑)
思えば学生の頃は自分がいかに頑張るかということに
照準があたるようなことが多かったように思いますが
(価値を感じさせる相手がテストであり
人間ではないからそう感じるのかもしれませんね)
ビジネスマンになったらバリューを感じさせなければならないのは9割「生身の人間」です。
お客様に求められていない製品を作っても意味がないですし
求められていない価値を押し付けても意味がありません。
例えばコンサル側がものすごい手間をかけた渾身の出来栄えの資料であっても
お客様が「バリュー」を感じなければただのゴミ同然です。
ゴミまではいかなくても、かけたコストの割にプロフィットを出せていないので、
仕事ぶりとしては大変無駄が多く生産性が低いということになります。
一方でそこまで手間をかけたわけではなくても、
お客様が「バリュー」を感じれば、
最小のコストで最大のプロフィットを出せたということで
良い仕事ができたということにもなるでしょう。
つまり俗に言う「(仕事)できる人」は、
最小コストで相手にとって最高のバリューを生み出せる人
ということになりますよね。
というわけで!
この「バリュー出せてる?」はそれほどまでに重要な問いなのですが、
もしかしたら今はハラスメントなどにも配慮して
上司もそこまで愛ある「詰め」をしてくれないかもしれません。
だからこそいかに自分自身にこうした問いを続けられるかが
未来の選択肢を広げる上で重要なスキルになってくるわけですが…
常にバリューを意識するのもなかなか難しかったりしますよね。
そんな方におすすめなのが
1分後の自分が強くなっている、得している、楽になっている、
ための「今」を意識すること!
たった1分後でも、非常に効果があります。
「今」「自分がやること」という「作業」に目が向いてしまうと
付加価値ではなく作業に夢中になってしまうわけですが、
「未来の自分が楽になる」ことに意識を向けるだけでも
バリューを意識する間合いが生まれるからです。
未来の自分がどんどん楽になり、バリューも作れるようになるということで
一石二鳥の技術なので、ぜひ皆さん試してみてくださいね♪
人事コンサルタント
金森秀晃