こんにちは!
サロン事業部 エナジーサロンFee’z 田中稜士です。
今日は僕が院長ブログをジャックします!
皆様は自分の考えや想いを相手に伝えたい時、どうにか上手く伝えたい…!と考え過ぎてしまう事はあるでしょうか?
(僕は常に頭を悩ませています…笑)
先日、サロンでとあるご夫婦のご来店をきっかけに、”相手に想いを伝えるのに大切なのは上手さだけではない”と言うことを、改めて考えさせれた出来事がありましたのでお話させていただきます!
2022年の夏に築地に新店舗をオープンして数ヶ月した頃の事です。
ある日、1組のご夫婦がご来店。
そのご夫婦は外国人のご主人と、日本人の奥さまで、今年日本に移住してきたご夫婦でした。
ご主人は、元々は銀行員としてキャリアを積んでいらした方なのですが、結婚をして日本へ移住したのを機に環境が一変。
新しい環境と生活に胸を驚かせながらも、今までのキャリアもなくなり、知り合いもいなく、言葉も通じないという環境で奥さまと2人で生活をスタートさせていました。
いつも屈託のない笑顔を見せるご主人でしたが、施術に入ったスタッフから話を聞くと、どこから手をつけて良いか迷うくらい身体は疲れていて、不安もあるのか独特の背中の緊張感がいつも出てしまうとの事でした。
僕達はどうしていけば癒やしてあげられるのかを必死で考える毎日。
施術を担当しているスタッフはなんとか身体の現状を伝えたいと、身振り手振りで表現したり、英語を必死で勉強してアプローチを重ねていましたが、なかなか突破口が見つからず….。
このままだと改善が遅くなってしまう….もしかしたら諦めてしまいご来店されなくなってしまうかも知れない…!!と感じ始めたある時。
奥さまの施術に入っていると、こんな言葉をかけてくれました。
「私は、担当している先生がああやっていつも必死に英語を勉強してお話をしようとしてくれている姿を見るのがとても嬉しいんです。新しい国でいつも話す人が私しかいないから、ここはあの人(ご主人)にとって安心して過ごせる大切な場所になってるんです。」
僕はこの言葉を聞いた時、「英語をうまく話す事よりも、セラピストの向き合う姿勢そのものが人を癒すのか…!」と我に帰らされました。
そして、セラピストの在り方について改めて考えさせられていると、以前院長が話していたとある出来事を思い出しました。
それは、院長とFee’zの誕生秘話について話していた時の事です。
院長はFee’zがオープンした約20年前に、当時の相棒だった男性と二人でオーストラリアやタイをはじめとした海外へ足を運び、施術の武者修行をしていました。
ですが、そこは初めて訪れる未知の土地。
言葉もうまく通じず文化にも慣れない所で、情熱だけを持って身振り手振りでコミュニケーションを取り続けていたそうです。
すると、どうにかして意志の疎通を図ろうとするその姿勢が伝わったのか、言葉がうまく通じなくても向き合ってくれる人が増えていったそうなのです…!!
(相棒の男性いわく、院長の周りに自然と現地の人たちが集まって、大人気&ひっぱりだこだったそう….笑)
僕はこの話を聞いて脱帽&納得(笑)したのと同時に、自分の施術に置き換えて考えてみました。
するとそれまでの僕は、お客様を癒すには解決する為の手技や上手さが全てだと考えてしまっていたことに気付かされました。
ですが院長の話を聞いて、解決だけが全てではなく、しっかり向き合う姿勢が伝わる事で救われる人もいるのだと、改めてセラピストの提供する価値の選択肢を認識させられたのです…!
そして今回、奥さまからその言葉を頂けた事で、改めてお客様に向き合う姿勢をサロン内で再認識して、お客様に施術以外でできる事はないか?を突き詰めて施術をしていきました。
すると、子育て中のママさんは「1人になってこうやって気兼ねなくゆっくりさせてくれて嬉しい」
クリニックの院長さんからは「真剣に身体に向き合うFee’zの先生達に、うちのスタッフの身体を任せたい」という言葉を頂き、福利厚生の導入や、ご紹介の数が前月の倍に増えるという成果を得ることができました…!!
今回、スタッフの努力とご夫婦から温かい言葉を頂けた事で、上手にやる事ばかりではなく、人間が本来持っている情熱(姿勢)を伝えるということが、お客様をさらなる健康へと導く手段なのだと再認識する事ができました^_^
皆様も、仕事や人間関係で相手に自分の考えや想いを伝える時、人が思わず応援したくなるような情熱を持てているか?胸に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?^_^
ZAC・Fee’zはこれからも、常に皆様の希望への情熱をたぎらせ続ける組織であるよう、精進して参ります!
サロン事業部
エナジーサロン Fee’z
田中 稜士