「追い込まれれば誰しも力を発揮する」
「火事場の馬鹿力」
というのは、
この世でまことしやかに言われ続けていることであり
「まぁ確かにそういうこともあるだろう…」
くらいに思っている方は少なくないと思います。
(まぁ科学的にも証明はされているのですが)
わかっちゃいるけど
普段なかなか実感がわかないことの一つでもありますが、
今日はこのパワーを著しく感じた出来事をご紹介してみようと思います。
次の打ち合わせの時間まで、近くのカフェで
PCを開いて作業をしようと思ったときのことです。
開いた瞬間、なんとPCの充電がほとんどないことに気づきました。
幸い電源があるカフェだったので
席を移動して作業をしようかと思ったその時、
気づいてしまったのです。
カバンの中に電源コードが入っていないことに(笑)
うわぁ・・・しまった・・・!
と思ったも束の間、
なんだかこのまま諦めるわけにはいかないという気持ちがわいてきて
電源が落ちるまでの間になんとかこの資料を仕上げなければ!!!!!
そんな思いに駆られました。
(別にその時間に仕上げなければならないものでもなかったのですが。笑)
一瞬、焦りで頭が混乱した感覚があったのですが、
次の瞬間、頭がものすごくクリアになり
考えているような考えていないような不思議な感覚で作業が進み
電源が切れる前にその資料はすごい勢いで仕上がってしまいました。
(あとで見返してもかなり上出来)
おそらくこの状況でなければ間違いなく5倍以上の時間が
かかっていたと思うのですが、
これが「背水の陣」のパワーか・・・!と
改めて実感させられたような思いでした。
私は忘れ物をした結果
勝手に背水の陣状態に追い込まれたわけですが(笑)
自分自身でこの背水の陣を生み出すことができれば、
人生はもっと豊かに、上手に時間を使い、作れる人間になれるのでしょう。
そう考えると、
身の回りに溢れる「目標」や「DL(期日)」というものも
「達成するため」や「叶えるため」にあるのではなく、
主体的に背水の陣を作り、人間の能力を最大限に活かすためにできた
世紀の大発明的な概念といえるのかもしれません(/ω\)
ついつい受け身になりがちな概念ではありますが、
自分の能力を最大限に引き出す相棒のような感覚で
上手に付き合って人生の選択肢を増やしていきたいですね!
人事コンサルタント
金森秀晃