僕はもっぱら車派で、
普段あまり電車には乗らないのですが、
たまたま乗り合わせた電車で
とても興味深い出来事があったので、
共有してみたいと思います。
3歳くらいの男の子が電車の中で大興奮・大はしゃぎ状態で
お母さんもだいぶ慌てていらしたのですが、
そのときのお母さんの対応が見事すぎました。
そのお母さんは、定番の
「こら!静かにしなさい!!!」
とか
「静かにできないともうおいてくよ!!」(かわいいおどし笑)
などではなく・・・
彼の正面にしゃがみこんで、静かに問いかけることから始めたのです。
母「ここはどこですか?」
↓
子「電車!!!!!」(特大ドデカボイス)
↓
母「電車ではどうしますか?」
↓
子「静かにします!!!」(特大ドデカボイス)
↓
母「そうです。しーーーー!」
というやりとりの後、
お子さんを見事に静かにしてみせたのです!
とんでもないマジック!笑
子育て中はこううまくもいかないことも
たくさんあるとは思いますが、
何か命令するのではなく、自覚を促すような、
客観性を高めるような声かけをして
自分がどう振る舞うべきかを気づかせるとは
ものすごい技術だなと感じた次第です。
お母さんがこの子はわかる、できると信じている心が伝わるのでしょうね。
私も部下育成などで見習いたいと思いました。
ちなみに!実はすごいのはここから(笑)
お子さんが少ししたらまた元に戻って大興奮になりかけたのですが、
お母さんはまた改めて正面にしゃがみ直し、
「○○!ここはどこですか?」
からスタート。
そしてまた改めて静かにさせていました。
なんという忍耐と愛情の塊。
僕も幼い頃多動気味で(笑)
母親には多大な迷惑をかけたくちなのですが、
改めて母親には頭があがらないなぁと感じた昼下がりでした。
感謝して今日も1日頑張りたいと思います。
人事コンサルタント
金森秀晃