「もし私が価値ある発見をしたのであれば、それは才能ではなく忍耐強く注意を払っていたことによるものだ。」
万有引力を発見した、ニュートンの言葉です。
ニュートンが万有引力を発見したのは、物が上から下に落ちる。
という、私たちだったら見過ごしてしまうような日常に疑問を持ち、観察し、考察した結果でした。
ニュートンの言葉には発見というよりも、
よく見て、よく考える。この二つがより強調されている気がします。
発見とは突発的なアイデアやひらめきではなく、
日常を注意深く観察した結果ともいえるのかもしれません。
ニュートンはいわば日常の観察者だったのだと思います。
観察をしていると、物事にはパターンがあると気づくことがあると思います。
数学で言うところの公式のようなイメージです。
私たちはつい、目の前のことに左右されがちですが。
物事の表面(現象)でなく、背後に隠れた「物事を結びつける共通点(パターン)」を見つけると、
途端に目の前がひらけるような感覚がしたことがある方は少なくないと思います。
・自然界に存在するパターン
・失敗する人に共通するパターン
・自分と親に共通するパターン
・人生に繰り返し現れるパターン
・自分が苦手な人のパターン
目の前の問題解決が難しいな・・・
と思ったときは、もしかすると以前にも似たようなパターンでもがいたことがあるのかもしれません。
辞書を引くような感覚で、以前どのように越えたのかを振り返ってみると、以外にスルッと抜け出せそうですね(^^)
もしこれまでに遭遇したことがないような問題であっても、
未来の自分のために、パターンを見つけようと目を光らせると、もう少しだけやってみるかーと思えそうですね。
そのプロセスは、新しい視座を私たちに与えてくれるのだと思います。
人事コンサルタント
金森 秀晃