「山中の賊を破るは易し、心中の賊を破るは難し」
中国明時代の儒学者、王陽明が残した言葉です。
外部の敵はたやすく討てても、心の中の敵(邪念や不安など)を打ち破ることは難しい。
という意味です。
「そうなんだよね~」とご覧になりながら頷かれた方もいらっしゃるかもしれませんね 笑
私も毎日のように自分の心と対峙中です(^^ゞ
”心の中の敵を打ち破る”ことは言葉通りに解釈すると
敵、つまり邪念や不安や弱さのようなものを振り払うような感覚を抱きがち・・・
アプローチに正しい・間違えているというのはありませんし、良いと思います。
しかし、振り払っても振り払っても、
「そんなの私にはない!」となかったことにしようとしても 笑
敵は私達の心の中にどんどん湧いてきます。
そんな時は、どうすればよいのかというと・・・
心の中の敵を打ち破ることをやめることです。
もう少し正確に言うと、
心の中の敵のクセを分析して、様々なアプローチをし、それを次の分析に使うということです。
一瞬心の平穏が訪れたとしても、
心中の賊はずっと私達から生み出されます。
であれば、それらがあることを前提として、
あ、いまこういう状態になってるから、ちょっとビビってるな
というように、客観視し対策を取り続けることで、
自己コントロールができるようになっていくと思います。
人事コンサルタント
金森 秀晃