「全体がやる気になっているのに疲れたとか無理だと
悪気なくマイナスな発言をして、士気を下げるスタッフがいる。
どう対策をとったらいいか?」
という相談をいただくことがあります。
昔から日本には「言葉には魂が宿る」といった「言霊信仰」があります。
声に出した言葉が、その言葉通りの現実を運んでくるというものです。
現代でもその名残は存在し、
結婚式などでの「忌み言葉」はその代表例になります。
単なる信仰でしょ、
発言はその場限りの問題でしょ、と侮るなかれ・・・!
現代では、マイナス言葉が脳に影響を与えパフォーマンス低下につながるという研究発表が数多くなされています。
人間の脳はマイナス言葉を感知すると、思考を停止させます。
やる気も元気もなくなり、やがて逃避しはじめてしまいます。
マイナス言葉を感知し始めると、
「出来ない自分」
「駄目な自分」
「やっても無駄な自分」
を作り上げていくのだとか。
自分にレッテルを貼っているような状態です。
ちょっとドキーーーッっとしますよね(´Д` )
日常で、仕事をしながら、友達と会話をしながら、勉強をしながら、
「無理」「駄目だ」「出来ない」「忙しい」「上司が悪い」「難しい」
などなど、様々なマイナス言葉を無意識に使っているかもしれません。
解決策としては非常にシンプルです。
思い当たるマイナス言葉を書き出して、やめる!!
ということです。
(書き出すときに家族や同僚に聞いてみてもOKです)
そして、マイナス言葉が出そうになったら
代わりに「今、何をすべきか」と口に出します。
こうすることで、脳に問題解決のスイッチを入れた状態になり、
「考え方」をプラスに変え、「行動」をプラスに変え、そして「結果」をプラスに変えていきます。
ぜひ「言葉の力」を活用なさってみてください!
人事コンサルタント
金森秀晃