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歩み寄りとは、共同制作のアートである。

歩み寄りとは、共同制作のアートである。

人間関係において何らかの衝突があった際、
どのように歩み寄るか
は、最大の難問であるともいえると思います。

単純な意見の相違ということであれば、
比較的簡単に折り合いをつけることができますが、
感情的なコンフリクトがあった場合は、
明確な答えがあったとしてもそれを
実行に移すのは難しかったりもするでしょう。

片方が折れれば簡単に解決できることもありますが、
それが根本的な解決になるかといえばそういうわけでもない
ということが多いと思います。

このような時の歩み寄りという行為は、
ある意味、刺し違える覚悟で傷つけあって、
お互いの急所や刺されたくない場所や理由を知って、
お互いに解釈を変えたり、配慮しあったりするということだからです。

つまり、刺し違える覚悟なしには、根本的な歩み寄りは生まれません。
ですが、これにはものすごく大きな勇気と覚悟、
最後まで戦い抜くスキルが求められると思います。
これは、並大抵のことではありません。

お互いに、この勇気と覚悟、スキルを高めながら、
「歩み寄り」による昇華ポイントを探していくわけです。

とんでもなくエネルギーを使う(笑)、
共同制作のアートともいえるでしょう。

でもその分、とんでもない価値があるといえるかもしれません。

 

実際、これには明確なハウツーがあるというわけではありませんが、
そのポイントについては、今日はいくつか書いておこうと思います。
少々被るものもありますがご容赦ください!(^^)!

・大前提として、相手に対して最大のリスペクトを示す
・自分も変わる前提で、相手に変化を求める
・思ったことを率直に相手に伝える勇気を持つ
・自分が思う自分と相手が思う自分は違うことを知る
・自分と相手は見ている世界と前提が違うことを知る
・自分と相手は同じものをみても抱く感情が異なることを理解する
・対話に際し傷つくことを恐れる自分を受け入れる
・それをできれば相手にも伝えて理解を求める
・相手を信じて理解し続けようとする
・諦めないけど、無理もしない
・深手を負いそうなら一旦退却
・そういうことがあることを相手にも知らせて理解を得る
・退却しても落ち込まず再起の準備をする

すべて重要なポイントではありますが、
比較的重要なのは「諦めないけど、無理もしない」
というところかもしれません。

諦めても、無理をしても、
「歩み寄りの昇華ポイント」に行きつくことができないからです。

誰かと「歩み寄らねば」と思っている方がいらしたら、
是非、参考になさってみてくださいね♪

人事コンサルタント
金森秀晃

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