先日、看護師長をされている方から、こんなご相談をいただきました。
「落ち込んでいる部下に面談で話を引き出そうとしたら、
“大丈夫です”と言われて話が終わってしまいました。
大丈夫ではないように見えるのですが、
頑なに“大丈夫です”を繰り返されてしまい、
なんだか拒絶されているようで面談を切り上げてしまいました。
どうすればよかったのでしょうか?」
確かに、大丈夫と言われてしまうと
なかなかそれ以上は突っ込みづらいのはありますよね( ;∀;)
そうしたときには、いったいどうしたらよいのでしょうか?
それは…
まずは肯定も否定もしない!
何でもありのままに受け止める!
それに尽きます。
具体的には、こんなことに留意するとよいでしょう。
①「大丈夫」と言いたい本人の気持ちを受け止める。
ここでの禁忌は「いや、大丈夫じゃないよ」とすぐに否定しにかかることです。
確かに全く大丈夫ではないと思うのですが(笑)
「大丈夫です」という言葉を一度尊重して受け止めてあげることが重要です。
「大丈夫なんだね」と一度、受け止めてあげた上で、
「ただ、~~(具体的な事象)を見てると、
どうしても大丈夫とは客観的にみて思えなかったんだよね」
と自分の感想として伝えてあげるとよいでしょう。
②それでも「大丈夫」という時は、
無理に話さなくてもいいということを示して安心させる。
「話したくなければ、話さなくても大丈夫なんだけど、
自分の気持ちを誰かに話せてたり、書けてたりはする?」
などと聞いて、話さなくてもよいが、
自分の状況を客観視することができているかを確認してあげましょう。
③マイナスなパワーワードも一旦受け止めて掘り下げる。
「辞めたい」、「消えたい」、そのような少々刺激の強い言葉も
一度おうむ返しをして受け止めてあげるとよいでしょう。
よろしくないのは「辞めないようがいいよ」、
「そんなことないって」と即座に否定することです。
気持ちはわかるのですが、「消えたいと思ってしまったのね」
ということについて確認をして、
何かきっかけはあったのか?いつからか?初めてか?
どういう時にそう思うのか?などを掘り下げてあげるようにしましょう。
ここまでくれば、安心して心境を吐露してくれる方が増えるのではないでしょうか?
部下の本音を引き出すことに困ったら、是非一度お試しくださいませ!(^^)!
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人事コンサルタント
金森秀晃