・今の人は出世望まないからね
・今の若い人はマネジャー目指さないもんね
・今の人は野心ないからなぁ
そんなお声をよく伺いますが、実際どうなのでしょうか?
確かに、管理者になって出世して稼ぐぞ!!というよりは
・プレーヤーのまま責任を負うことなく過不足なく生活できればいい
・マネジャーよりスペシャリストになって稼ぎたい
・出世してすり減った生き方するくらいなら管理者にはなりたくない
という方が多いのは事実だと思います。
ある意味これが、今の若者の「野心」なのだと思います。
野心がないのではなく、これこそが恋焦がれる欲しいものだということですね。
ただ、皆さんより少しだけ長く生きて、世の中のことを把握しているおじさんから言わせてもらうと、
少々前提の事実認識が弱いところがあるように思います。
例えば、
・プレーヤーのまま責任を負うことなく過不足なく生活できればいい
⇒ マネジメント(人を生かし、育てる)ができないまま、プレーヤー業務しかできないとなると、年を取るごとに体力もキレもなくなっていくわけですから、ジリ貧になっていく可能性が高い。
プレーヤーしかできないまま、永遠と過不足なく生活するのは実はかなり難易度が高い。
しかもこれからの日本社会ではなおのこと難しい。
・マネジャーよりスペシャリストになって稼ぎたい
⇒ マネジャーのスキルは100%後天的な技術なので、基本的には誰でも身に着けることができるが、その道のスペシャリストになるには相応の才能や資質が求められる。そしてとんでもなく厳しい競争社会が待っている。
そういう生き方を望むなら良いが、煽られて生きることになる可能性が非常に高い。
・出世してすりきれた生き方するくらいなら管理者にはなりたくない
⇒ すり減った生き方をしている管理者もいるかもしれないが、それはマネジメントスキルを鍛えていないからであることが多い。
プレーヤー業務=時間給の仕事と考えると、常識的に考えてプレーヤー業務で稼ぐ方が、よりすりきれる可能性が高い。
と、まぁこのような感じで、皆さんが思っていることは皆さんが望む未来を手にするには不適切な手段であることが多いのです。
このようなことを考えると、若者は「マネジメントをやりたくない」のではなく、「マネジメントが何か?」「マネジャーとはどういう人か?」というのを誤解しているだけなのではないか?とも思うのです。
というわけで!
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人事コンサルタント
金森秀晃