弊社のOJT担当のスタッフが、入社して間もないの新人から
「あれこれ考えすぎて自分の意見がまとまらなくなるのを何とかしたいので、アドバイスが欲しいです」と相談されることがあるそうです。
そのスタッフは「会社で毎朝やっている黙想を活用するといいよ」と答えているのだとか。
確かに毎日の朝礼で黙想をやっているのですが、
本人が感覚的にでも効果を見出していることに少々驚きを隠せませんでした。
私たちは日々、分刻みでなんらかの
失敗やモヤモヤを抱えて生きていると思います。
「▲▲さんに誤解されたかもしれない」と悪い妄想を膨らませたり、
”あれをしなければよかった”などとクヨクヨしたりするときを振り返ってみると、
イメージとして過去の時間を今に持ち越して生きているような感覚と言えるかもしれません。
(いわゆる”失敗を引きずる”というヤツですね(^Д^))
黙想は様々な捉え方があって良いと思うのですが、
禅の言葉の『前後際断』でもあると考えています。
読んで字のごとく、「前と後の際を断ち切る」という意味になります。
禅の言葉の『前後際断』でもあると考えています。
読んで字のごとく、「前と後の際を断ち切る」
つまり意図的に失敗をした過去の時間を自分で切って、
新しい時間をスタートさせているということです。
大晦日から元旦になると、日付をまたいだだけなのに、
なぜか新しい気持ちになったりしませんか?
あれを黙想によって、作ってしまおう!ということです(^^)
黙想のポイントとしてはこんな感じです。
・あらかじめ考えたい・整理したいテーマと黙想する時間を(最初は1分~3分程度)決めておく
・黙想中の呼吸は”息を吐く”ことからスタートする
・考えたいテーマに対し、自由に、素直に思考をめぐらせる
・考えたいテーマに対し、自由に、素直に思考をめぐらせる
(いらないこと考えてる、これはダメ!というようなのが浮かんできても大丈夫です!)
黙想をすることで、
「あの時の先輩の言動にモヤモヤしたけれど、あれは自分のためを思ってしてくれたのかもしれないなぁ」
「あの時の先輩の言動にモヤモヤしたけれど、
「昨日の失敗は、最近部屋が散らかってるのを掃除しなさいっていうサイン かもしれないなぁ」
という感じで、過去の振り返りをしつつ、新たな気づきを得られたりします。
この振り返り、新しい気づきを得るということを
日常的にやっておくことが、客観性を高めてくれるのかもしれませんね。
ぜひお試し下さい!
人事コンサルタント
金森 秀晃