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”頑張れない”人を”頑張れる”に変える3つの仕組み

”頑張れない”人を”頑張れる”に変える3つの仕組み

「聞いてきてくれたら、いつでも教えるからね」
「主体的に求めてきてくれたら、いくらでも教えるよ」

主体性が重んじられる中、組織でOJTなどの指導職、管理職を務めたことがある方であれば、
一度はこのようなことを部下に対して言ったことがあるのではないでしょうか?

主体的に学び、質問し、意欲的に成長を遂げる部下もいるとは思いますが、
多くの場合、部下から期待するようなアプローチはなく、下記のような声が聞こえてくるのではないでしょうか。

「何度言っても全然質問してこない…」
「求めてこないから、教える機会すらない…」
「結局こちらからつめこまないとダメなのか?」

そうして、”頑張れない” 部下たちは、教えられる機会もないまま、
どんどん自己肯定感が下がり、落ちこぼれていき、離職していくという経験をなさった方も多いことでしょう。

今日は、このような状況の打開に役立つヒントを一つご紹介したいと思います。

それは…

”頑張れない”ことを前提とした仕組みを作る

ということです。

具体的には、この3つのポイントを抑えた仕組みを作るとよいでしょう。

①セキュアベース(見返りのない愛情、心の拠り所など)
②シェルパ(伴走者)
③チャレンジ

ざっくりいうと、どんなとき、どのような状態(頑張れない状態)であっても、自分の可能性を信じてくれる人がいて、
共に山頂(目標)を目指し、難所(躓くところ)などを教えながら、一緒にやってみようというシェルパ(伴走者)がいて、
繰り返しチャレンジできる環境があれば、どんな人でも”頑張れる”ようになるということです。

「学校じゃないんだから!」というお声が聞こえてきそうですが(笑)
残念ながら、現状は社会に出て”当然のように頑張る”人材が少なくなっているというのも事実なのです。
この事実から逃れられるわけでもありません。
(ですから、悲しいかな、頑張ることが前提になっていて、それができない人は活躍できないという組織は
どうしても弱体化せざるを得ないということになってしまいます。)

そして、この仕組みの良いところは、きっかけを与えればすぐに頑張れる人材にも功を奏する仕組みだということです。
そういう方はより大きく伸ばして、活かしてことが可能です。

このご時世、頑張れる部下を育てられるのはある意味当たり前。
”頑張れない”部下に寄り添い、励まし続け、伴走し続ける上司を生み出せてこそ、
これからの社会を生き抜く最強の組織と言えるのではないでしょうか。

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金森秀晃

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