社会人と学生の違いってなんですか?
と聞かれたら、みなさんだったらなんと答えますか?
年齢や経験、など色々と浮かんでくると思います。
先日談笑していた時に、
「学生時代は世代や価値観、
社会人は自分と視点も価値観もすべて違う人しかいないということ
と苦笑いしながら答えてくれました。
よくよく話を聞いてみたところ、
「
と言われても、人れぞれなのだから伝わる人にしか伝わらないし、
仕方ない」と思っていたのだそうです。
一見すると伝わり切らないことに憤らず、
人に寛容な印象をいだきそうですよね。
しかしその若手社員曰く、
「これが自分の成長を阻んでいたんです。」と言っていました。
なぜなら他の人が欲しい事を知って反映させるのではなく、
現状の自分の好みで納得できるものを作っていたからだそう
入社して間もない頃は、得られたフィードバックを、
「そんなこといわれてもなぁ」程度に
深く捉えていなかったそうなのですが、
いろいろな方から何度も、かつケースが変わっても言われるので
さすがにこれは言われ過ぎだと思い、
そのやり方とは”相手に100%合わせてみる”ということ!
これは言われた通りにやるというのもちょっと違います(^^)
フィードバックをもらったら、それを分解して再現性を高める
というのを徹底して、相手に100%合わせるというものです。
ちょっとオーバーですが、相手と”一心同体”
例えば、相手から「文字のバランスがイマイチなんだよね」
バランスがイマイチというのは
文字の位置なのか、大きさなのかという感じで、質問をしまくり
自分としてはこだわる意味がよくわからなくとも、
良さが理解できなくとも・・・(;^ω^)
とにかく100%再現できるようにやってみます。
すると、これまで自分にはなかった表現の手法であったり、
どういう目的や狙いを持って依頼者が言っているのかが、
だんだんと理解できるようになってきたんだとか!
若手社員は「最初は理解に苦しむことが多かったですけど
一旦相手に100%合わせてみたことで、新しい感覚や着眼点を
自分に入れることができ、
それまでの自分は、自分のために仕事をしていたと思うのですが、
今は少しだけ、
同じなのかもしれないと感じています。」
と話してくれました。
仕事は相手を知り、新しい自分の価値観や考え方を作るもの。
そう捉えると、
興味を持って取り組んでいけそうですね!
人事コンサルタント
金森秀晃