先日、スタッフと談笑していたときのことです。
前職で病院勤務だったスタッフが、
当時の同僚から製品を選択する際の相談を受けたそうです。
リサーチをして、自分なりの見解を返したところ、
元同僚の方から「こういう提案の仕方をしてくれる人が、いつもそばにいてくれたら心強いのに・・・!」
と言われたのだそうです。
どういうことに気をつけていたのか、
スタッフが以前と今の自分を比較してみたところ、決定的に違うことがひとつありました。
それは、”誰のための正しさかなのか?”という点です。
え?依頼されてるんだから、普通はもちろん相手のための正しさでしょ!Σ(゚д゚lll)
と不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、この観点が違うことで調べること自体が変わってくるのだそうです。
以前は、情報を自分が興味のある観点(例えば、価格や規格など)
から調べたり、情報の正確性などに重きを置いていたそうです。
(スタッフは「専門職がゆえのこだわりというか、職人気質が前面に出ていたと思います笑」と言っていました。)
ですが今は、情報を使う上での前提を提示し、情報を渡す相手がどのように使うかをイメージして、使う場面でどういう情報があると案件を進められるか?
という観点から情報を集め、かつ優先度を提案するようにしていました。
例えば、価格が高くとも質が良いのはこれ、価格はほぼ同じだけど、現場で使うときにでスタッフの作業工程の負担を軽くできるからこれがいいと思う、といった感じです。
スタッフは「これまでは、自分が正しいと思うことを通したいという意向が強かったのかもしれません。
ですがZACに入社してからお客様にいろいろな提案をしていく中で、自分が正しいと思うことではなくて、成し遂げたいことに向か得ているかどうかが本当の正しさの基準なのだなと気づかされたから変化出来たのだと思います。」
と話してくれました。
相手がいると、意見が違うとどちらが正しいか?
とジャッジするような視点に陥ることもあるかもしれませんが、
成し遂げたいことにフォーカスすることで、ジャッジではなくて融合や選択という感覚で物事を進めていけるのだと思いました。
人事コンサルタント
金森秀晃