人事評価制度構築コンサルティングの前に、
スタッフヒアリングをさせていただく機会が多いのですが、
その際にいつも私がみなさんに伺っていることがあります。
それは、
「◎◎さんが思う、優秀な医師は誰ですか?それはなぜですか?」
「◎◎さんが思う、優秀な看護師は誰ですか?それはなぜですか?」
というような質問です。
なぜなら、これが最も簡単に組織の価値観の共有度合いを図れる質問だからです。
例えば、
医師からみた優秀な看護師像
看護師からみた優秀な看護師像
コメディカルからみた優秀な看護師像
部下からみた優秀な看護師像
他部署の上席からみた優秀な看護師像
非常にモチベーションもエンゲージメントも高い組織においては、
これらが一致する傾向が高いです。
(看護師像というのは例なので、看護師だけではありませんよ!)
逆に、不一致が多い場合は、価値観が共有できていない可能性が高く、
それぞれ個々の能力は高くても、チームとしての連携力は高くないというケースが多いのです。
では、不一致が多い組織はダメなのか…?
決して、そんなことはありません!
きっかけは何でもよいのですが、それぞれの職種が
プロとしてお互いに求めたいこととその理由を
定期的に話し合える場があればよいのです。
その回数と内容が価値観の共有やプロ同士の尊重を生み出します。
ただ、やはりそのミーティングの仕方にも一工夫必要です。
最悪なのは発言権の大きい一人の先生の独演会のようなミーティング。笑
これでは若手の医師や看護師、コメディカル、すべての方が萎縮して意見を言わなくなります。
(完全に逆効果の地獄絵図です!)
ただ、一生懸命だからこそ悪意なくそうなってしまう可能性もありますので、
ここは「仕組みの力」を借りるのがお薦めです。
例えばですが、弊社の人事評価制度構築のミーティングでも活用している、
全員が主体性を持って前向きな意見を展開できる仕組み
「ミーティングメソッド ©GUNGI 」などを取り入れてみることです。
ちなみに、その名前の由来は、「軍議」なのですが、
軍議とはある意味、生死を懸けた極限・究極のミーティング。
そのエッセンスとプロセスを体系化し、現代の通信環境も踏まえて進化させたミーティングメソッドが©GUNGIです。
このような体系化されたミーティングの仕組みを、
組織に導入した途端にチームの空気が変わるのは、
ミーティングそのものが組織の呼吸のようなものだからなのです。
呼吸が変われば細胞が目覚めるように、一人ひとりのモチベーションに潤いがもたらされ、
細胞同士、つまりスタッフ同士が活発に連携し合うようになります。
実は、人事評価制度の構築において、その副産物として
チーム医療ができるような体制ができてくるというのは、
制度の中身を作る過程で、それぞれの職種の理解が進み、
お互いがそれぞれに何を求めているかを
ざっくばらんに話し合う場が生まれるからなのです。
人間は社会的な動物でもありますから、
全員で同じ方向を向いて、一つ軸をもって働くことができるというのは、
それだけでモチベーションが上がり、
その一端を担っている実感がエンゲージメントを高めてくれます。
まさに、良いことずくめですね!
弊社の開発した本格ミーティングメソッド©GUNGIや
人事評価制度構築によるチーム医療推進など、
ご興味のある方は是非お気軽にご相談ください。
人事コンサルタント
金森秀晃